2024年注目の新型BMW「M」モデルが集結!「M3 CS」にツーリング導入へ

BMW M5ツーリング 新型プロトタイプ(左)とM3 CS ツーリング プロトタイプ(右)
BMW M5ツーリング 新型プロトタイプ(左)とM3 CS ツーリング プロトタイプ(右)全 25 枚

BMWは2024年に多くの新型「M」モデルを計画していると発表した。デビュー間近なのか、スウェーデン北部の某ガソリンスタンドには、続々と開発中のプロトタイプが駆け込んできた。今回はそこで激写した『M5セダン』、『M5ツーリング』、『M3 CSツーリング』を写真とともに紹介しよう。

◆PHEVとして17年ぶり復活の「M5ツーリング」

BMW M5ツーリング 新型プロトタイプ(スクープ写真)BMW M5ツーリング 新型プロトタイプ(スクープ写真)

まずはM5セダン、そして17年ぶりに復活するM5ツーリングだ。

M5セダンのフロントエンドには、新グラフィックのLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトが装着されている。太いセンターサポートを備え、エッジの効いた複雑な形状のインテークを持つアグレッシブなバンパー、そしてコーナーにはスリムな三角形のエアカーテンも見られる。

M5ツーリングもセダン同様のフロントエンドを持ち、側面では肉厚なサイドシル、ワイドなフェンダーを装備していることが見てとれる。足回りには高性能ブレーキシステムを装着していることもわかる。また、左フロントフェンダーには充電ポートも見られることからPHEVであることも確実だ。

リアエンドは雪がカモフラージュ代わりになっているが、スリムなLEDテールライトの一部が見えるほか、リアディフューザーから突き出たクワッドエキゾーストパイプがMモデルであることを主張している。

BMW M5 新型プロトタイプのインテリア(スクープ写真)BMW M5 新型プロトタイプのインテリア(スクープ写真)

両モデルとも標準の『5シリーズ』からさらにボディが拡大され、全長が+3.4インチ(86mm)、ホイールベースが+0.8インチ(20mm)と過去最大級のM5シリーズとなる。

キャビン内には、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、BMW「OS 8.5」を実行する14.9インチのインフォテインメント・システムで構成される曲面ディスプレイが装備される。またスポーティなフラットボトムのステアリングホイールや、ミニマムなギアセレクターを備える新設計されたセンターコンソールも確認できる。カーボンファイバートリムを備えたシートなど、スポーティかつ上質な空間が提供されることは間違いない。

パワートレインは、MオリジナルのSUV『XM』の最強モデル「レーベル・レッド」からPHEVパワートレインを流用する。4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーに、8速ATに組み込まれた電気モーターを搭載。バッテリー容量は29.5kWh。XMレーベル・レッドでは最高出力748ps、最大トルク1000Nmを発揮するが、M5セダンでは驚愕の800psを上回る数値を出す可能性も十分にあるという。

◆M3ツーリングにも「CS」が追加

BMW M3 CS ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)BMW M3 CS ツーリング プロトタイプ(スクープ写真)

そしてM3 CSツーリングだが、これは昨年復活した新型「M3 CS」の派生ワゴンモデルとなる。M3 CSはM3セダンの4WD仕様である「M xDrive」をベースにさらなる高性能を追求した限定モデルで、5年ぶりの復活となった。このCSがツーリングにも設定されるというわけだ。

パワートレインは、セダン同様に3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力543psを発揮する。トランスミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」を採用。0~100km/hは3.4秒に向上、「Mドライバーズパッケージ」が標準装備されており、最高速は290km/hから302km/h(リミッター作動)という圧倒的なパフォーマンスを持つ。

グリーンのボディがほぼ剥き出し状態のM3 CSツーリング。外観上の差別ポイントは、セダンと同様の大きく張り出したフロントリップスポイラーだ。リアセクションは雪に覆われ完全にカモフラージュ状態だが、こちらもセダンに倣ったアップデートが施されるだろう。

BMWはこれら3モデルのほか、M3セダン、『M4クーペ』、『M2クーペ』の改良新型や「M4 CS」なども計画しており、2024年以降は怒涛の新型Mラッシュとなりそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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