トヨタ『カローラクロス』、表情一新…改良新型をタイで発表

トヨタ・カローラクロス 改良新型(タイ仕様)
トヨタ・カローラクロス 改良新型(タイ仕様)全 10 枚

トヨタ自動車のタイ部門は、SUV『カローラクロス』の改良新型を世界に先駆けて発表した。内外装のデザイン変更や、安全性能の引き上げなどの改良を受けている。


トヨタモータータイランドは2020年、カローラクロスをタイに導入した。カローラクロスは登場以来、成功を収めてきたモデルだ。タイでは2020年7月から2023年12月までに、累計7万1160台を販売している。

◆メッシュパターンの新フロントグリル

改良新型カローラクロスでは、新しいデザインを採用した。フロントグリルはメッシュパターンに改められ、スポーティ性を高めた。LEDクリスタライズドランプとシーケンシャルウィンカーを備えた新デザインのLEDプロジェクターヘッドライトも採用している。

改良新型は、「アーバン×プレミアム」コンセプトを掲げ、顧客のライフスタイルに合わせてデザインを見直した。LEDプロジェクターヘッドライト、LEDクリスタライズドヘッドランプ、シーケンシャルLEDフロントウインカーを装備し、高級感とモダンさ、視認性を両立させている。 新デザインのテールライトやフロントバンパーにより、さらにワイドでモダン、そして力強く見えることを狙う。ツートンカラーのアルミホイールも新デザインだ。

改良新型では、4種類のグレード、5種類のボディカラーをラインナップする。高級感とモダンさを兼ね備えた新色として、セメントグレーメタリックを追加した。今回の改良により、カローラクロスはより魅力的な外観を実現した、と自負する。

トヨタ・カローラクロス 改良新型(タイ仕様)トヨタ・カローラクロス 改良新型(タイ仕様)

◆12.3インチメーターに10.1インチタッチスクリーン

インテリアは、より高級感のあるデザインに変更された。 内装色は、ブラックと新色のダークローズの2色を設定する。電動サンシェードを備えた大型フレームレスパノラマルーフなど、充実の装備が図られた。オートブレーキホールドシステムや電動パーキングレーキも採用する。12.3インチの大型インフォメーションディスプレイを備えたフルデジタルメーターには、さまざまな方法で調整可能なディスプレイを装備した。 10.1インチのHDタッチスクリーンは、ワイヤレスのApple「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応している。

改良新型には、左右独立温度調整機能付きデュアルゾーンオートエアコンシステムを装備する。USBタイプCコネクタも採用されており、各種デバイスとの接続を可能にしている。

安全性の面では、ハイブリッド車に「Toyota Safety Sense」システムが搭載された。ストップ&ゴー機能を備えた全車速ダイナミックレーダークルーズコントロールも装備されている。「BSM (ブラインド・スポット・モニタリング)」、後退時の 「RCTA (リア・クロス・トラフィック・アラート)」、自動ブレーキアシスト、パーキングサポートブレーキ、タイヤ空気圧警告システム、タイヤ空気圧監視システム、360度ビューのパノラマビューモニター(PVM)、フロントとリアのドライビングレコーダーなど、装備を充実させている。PVM の高解像度映像が、パーキングサポートブレーキの作動を支援し、駐車中に警告を行う。

◆ハイブリッドの燃費は 23.3km/リットル

改良新型のパワートレインは、1.8リットル直列4気筒ガソリンと1.8リットル直列4気筒ガソリン+モーターのハイブリッドだ。ハイブリッドの燃費は 23.3km/リットル、CO2排出量は 98g/kmとした。「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」をベースにしており、スムーズで自信に満ちた運転を可能にしているという。

改良新型は、新世代ファミリー層のライフスタイルに合わせて、走行性能を追求した。同時に燃費も節約することを目指している。なお、改良新型カローラクロスのタイでの販売目標は、月間1500台、としている。

《森脇稔》

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