世界の各地域でハイブリッド車の販売増・CNと燃料は?…KPMGコンサルティング 轟木光氏[インタビュー]

世界の各地域でハイブリッド車の販売増・CNと燃料は?…KPMGコンサルティング 轟木光氏[インタビュー]
世界の各地域でハイブリッド車の販売増・CNと燃料は?…KPMGコンサルティング 轟木光氏[インタビュー]全 4 枚

来たる2月27日、オンラインセミナー「バイオ燃料/水素/合成燃料の市場・技術動向と次世代パワーユニット将来予測」が開催される。セミナーに登壇するのは、KPMGコンサルティング株式会社 アソシエイトパートナーの轟木光氏。

今回のセミナーは以下のテーマで進められる。

1.市場動向
2.クルマのカーボンニュートラルとバイオ燃料
3.クルマのカーボンニュートラルとe-Fuel
4.クルマのカーボンニュートラルと水素
5.カーボンニュートラル時代における自動車の新しい競争軸
6.質疑応答

セミナーに先立ち、見どころを轟木氏に聞いた。

■世界各地でハイブリッドの販売台数が伸長

BEVの販売の伸びが鈍化していることは周知のとおりだが、ではその分エンジン車が増えているのかというと、そうではない。世界の各地域でハイブリッド車の販売が伸びていることに注目すべきだと轟木氏は指摘する。

「日本ではご存知の通り、ハイブリッド車が大きな販売シェアを占めており、一方でバッテリーEVは1.8%程度です。

では米国はどうなっているかというと、ハイブリッド車は2022年に5.5%だったところ、2023年には7.6%に伸びました。バッテリーEVも5.4%から7.2%に伸びましたが、補助金やインフレ削減法などの施策があるにも関わらず、バッテリーEVよりもハイブリッド車の方が米国で売れています。」

「欧州では、ハイブリッド車のシェアが2022年の22.7%から2023年に25.8%まで拡大しました。バッテリーEVも12.1%から14.6%と増えているのですが、台数としてはハイブリッド車の方が多く売れています。」

「中国では、昨年末の12月7日に「自動車産業のグリーン・低炭素発展のためのロードマップ」が発表されました。これは中国の工業情報部という国家機関の指導のもと、自動車工業会や中国自動車技術センターが中心となって作成したロードマップです。


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

+ 続きを読む

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る