防弾テストはありません…『サイバートラック』日本導入でテスラ流お披露目イベント

テスラ・サイバートラック
テスラ・サイバートラック全 12 枚

2月15日午後10時、東京豊洲の「チームラボプラネッツ」にてテスラサイバートラック』(Tesla Cybertruck)のお披露目イベントが開催された。16日から25日までは同じ場所で一般公開される。

【画像全12枚】

ユニークなデザインで有名になった電動ピックアップトラックのサイバートラックは2023年11月、米国で出荷が始まり順次納車されている。日本での発売は未定だが、豊洲「チームラボプラネッツ」での展示のあとは、全国ツアーの予定もある。日程、会場などは現時点で未定。順次ホームページでの案内やオーナー候補への連絡があるはずだ。

発売が未定にもかかわらず、テスラがこのようなイベントを開催するのは異例と言える。会場の都合もあったのかもしれないが、午後10時からの屋外イベントというのも新型車のお披露目としては珍しい。6、7年前、ダイムラートラックが地元シュッツガルトでのIAA(商用車ショー)で、夜間にレセプションイベントで開発中の大型EVトラックを発表したのを取材して以来だ。

ちなみに、案内には「銃弾、耐衝撃テストは行えません」と注意書きされていた。

もともとテスラは既存の自動車メーカーなどとは異なるプロモーションや広報戦略をとっている。メディアやジャーナリストを呼んだ試乗会や記者発表などは行わない。テレビや新聞などのマスメディア広告も限定的だ。

従来の新型車発表会や記者発表に慣れていると、ずいぶんと不親切に感じるかもしれないが、GAFAなどテックジャイアントでは平常運転だ。いわゆるメディア報道よりもSNSやユーザー(製品オーナー)の口コミ、バイラルプロモーションを重視する。あるいは自社でモデレートできるプライベートカンファレンスには予算をかけるが、トレードショーやモーターショーなどの優先度は低い。海外での取材、メディア対応として考えると、想定内ともいえる。実際、スタッフや広報が塩対応かというと、そんなことはなかった。撮影時間は十分に設けられ、車内やトランク、フランクの撮影などは適宜便宜を図ってくれた。

日本導入は未定ながら、世界中で話題の車両だ。テスラ流ながら日本でのお披露目に立ち合えたのはよい経験となった。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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