[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]中級スコーカー+アンプ内蔵DSPで音をガラリと変える!

グラウンドゼロ・GZUF 60SQ-A
グラウンドゼロ・GZUF 60SQ-A全 5 枚

運転中にはいつも音楽を聴いているというドライバーは多いはずだが、その音楽を「もっと良い音で楽しめたら」と考えたことはないだろうか。もしもそうなら当特集を参考にしてほしい。全国の“音のプロ”が推す、納得の“スタートプラン”を紹介している。

今回は、東京都日の出町にて店舗を構える『モービルサウンドテクノロジー』の小川さんに話を訊いた。現代のクルマに向いた、新しい“スタートプラン”を教えてもらった。さて、その内容とは?

◆最初から10万円オーバーのスピーカーを買うのはアリ! でもその予算があるのなら…

実は『モービルサウンドテクノロジー』の小川さんには、10万円オーバーのスピーカーへと交換するプランを教えてもらおうと思ったのだが……。

「10万円オーバーのスピーカーに換えるのはアリです。カーオーディオは魅力的な世界ですから、エントリー機を取り付けた後にもっと良いスピーカーを欲しくなることが往々にして有り得ていて、後に買い換えることになると最初のモデルに投じた資金がムダになってしまいます。だったら最初から良いものを手にされた方が、むしろコストを抑えられます。

しかし今回は、それと同等のご予算でできる別の“スタートプラン”をご提案したいと思います。

なお例えば15万円のスピーカーを取り付ける場合、インナーバッフルに何を使うか、デッドニングをどこまでやるかで全体の費用が変化しますが、デッドニングを軽めの内容にしても20万円超が、デッドニングにある程度手をかければ部材代と作業代とを込みにして25万円程度が必要になります。

そのご予算がおありでしたら、割と良いスコーカーとパワーアンプ内蔵DSPとの同時導入が可能です。そして車種によってはこのやり方の方が、得られる効果も大きいです」

純正位置に市販スコーカーを取り付けたところ(製作ショップ:モービルサウンドテクノロジー<東京都>)。純正位置に市販スコーカーを取り付けたところ(製作ショップ:モービルサウンドテクノロジー<東京都>)。

◆一点豪華主義的にスコーカーを良いものに換え、併せてサウンド制御機能を追加!

「この作戦をお薦めする理由は以下のとおりです。昨今は純正オーディオが複雑化していて、ただスピーカーを換えただけでは音の変化が出にくいケースが増えてきました。そういう場合には、チューニング機能を追加した方が状況を大きく変えられます。

またトヨタ車の中には、ツイーターのかわりにダッシュボードの中に80mm程度の口径のスコーカーが、または同軸上にツイーターが組み込まれたコアキシャルスコーカーが装着されている車種が増えてきました。そうであればまずはそのスコーカーを一点豪華主義的に良い物に換えるのも手だと思います。そして後からツイーターをポン置きで良いので追加すれば、3ウェイ化もトレードイン感覚で行えますし。

そうして併せてパワーアンプ内蔵DSPを導入すれば詳細なチューニングを施せて、ドアスピーカーが純正のままであっても音が化けます。3ウェイ化したときにも、しっかりコントロールできますし。さらにはパワーアンプの質が上がることも、音に効きます。

具体的な製品を挙げるとすると、まずスコーカーでは“グラウンドゼロ”の『GZUF 60SQ-A』(税込価格:3万9600円)がお薦めです。

ゴールドホルン・DSPA 810PROゴールドホルン・DSPA 810PRO

◆上級スピーカーより少ない予算で、スコーカーとパワーアンプ内蔵DSPの両方を購入可能!?

そしてこれにゴールドホルンのパワーアンプ内蔵DSP『DSPA 810PRO』(税込価格:12万1000円)を組み合わせれば製品代は16万円ちょっとで収まります。上級グレードのスピーカーに換える場合はデッドニング費用もかかりますからそれをやらない分、取付費用も含めたトータルの費用は少なくて済む場合は多いです。

なお『GZUF 60SQ-A』はスコーカーとしてはワイドレンジで、ツイーター帯域も案外スムーズに鳴らせます。それでいてリーズナブルです。

またはもう1グレード上げて、同じく“グラウンドゼロ”の『GZNM 80SQ-K』(税込価格:6万2700円)を選ばれても良いですね。

そしてもう一歩踏み込んでツイーターも加えてフロント3ウェイを組むのであれば、今挙げたスコーカーと同シリーズの『GZNT 28SQ』(税込価格:4万9500円)を選ばれると良いと思います。

ところでパワーアンプ内蔵DSPは、10万円くらいの良機が多々リリースされています。で、選ばれる際には、どのようなシステムを組みたいかを考えたいです。ちなみに先に挙げた『DSPA 810PRO』は10chをコントロールできますから、フロント3ウェイ+サブウーファー+リアにも対応します。拡張性が高くてお薦めです。

お近くでしたら、ぜひお気軽にお越しください。さまざまなご提案ができると思います。お待ちしています」

《太田祥三》

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