ボッシュが「SDV」ソフトウェア定義自動車などの開発力を強化…EDAGエンジニアリングと提携

完成車向けエンジニアリングにおけるプロジェクトベースの協業に関する覚書を締結したボッシュとEDAGエンジニアリング
完成車向けエンジニアリングにおけるプロジェクトベースの協業に関する覚書を締結したボッシュとEDAGエンジニアリング全 1 枚

ボッシュは2月21日、EDAGエンジニアリングとの間で、完成車向けエンジニアリングにおけるプロジェクトベースの協業に関する覚書を締結した、と発表した。

今回の合意を通じて、両社は可能な限り最適な方法でお互いの専門知識を補完するため、将来的に2社の専門能力を共同で市場に提供する意向を表明した。これにより、顧客は個別のエンジニアリング領域の調整にわずらわされることなく、ニーズに合わせたシームレスな完成車向けエンジニアリングをワンストップで手に入れることが可能になる。

ボッシュエンジニアリングとEDAGとを結び付けているのは、完成車プロジェクトの実施で培った包括的な経験だ。ボッシュエンジニアリングのJohannes-Jörg Rüger社長は、「環境や持続可能性に対する要件はますます厳しくなり、ソフトウェア・ディファインド・ビークルなどのトレンドにより、車両エンジニアリングは複雑さを増している。私たちが相乗効果を発揮することで、将来的には顧客と協力して、新しい自動車をより迅速に、そしてよりコスト効率よく市場に投入することができる」と述べる。EDAGグループのCEOであるCosimo De Carlo氏は、「EDAGとボッシュエンジニアリングの総合力は、技術革新を加速させるものとなるだろう」と述べている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  3. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る