変わるのはヘッドライトだけじゃない!「中身」が大胆に進化するメルセデスベンツのフラッグシップBEV

メルセデスベンツ EQS 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
メルセデスベンツ EQS 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 11 枚

メルセデスベンツのラグジュアリーBEVセダン『EQS』が大胆に進化する。一体何が変わるのか? 改良新型プロトタイプを初めてスクープした。

EQSは、EV専用プラットフォームを採用したメルセデスベンツ初のモデルで、『Sクラス』に相当するフラグシップEVとして位置づけられているモデルだ。2019年のフランクフルトモーターショーにて『Vision EQS』として公開、2021年に販売が開始されており、これが初の大幅改良となる。

捉えたプロトタイプは、ボディ前後をカモフラージュしているため、ディテールは不明だ。しかし注目はヘッドライトだ。形状こそ変化ないが、内部にスリーポインテッドスターをモチーフとしたLEDデイタイムランニングライトが配置されていることがわかる。フロント中央には、拡張された自動運転機能のアプリケーションをサポートする、より大きなレーダー開口部が備わっているように見える。

メルセデスベンツ EQS 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)メルセデスベンツ EQS 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

しかし、改良の最大の目玉は“中身”にある。噂によると、メルセデスは2025年からEQSおよび『EQE』のシステム電圧を400ボルトから800ボルトにアップグレードし、200kWを超える充電に対応するという。これは「EVA2」プラットフォームのメジャーアップグレードの一部であり、「EVA2M」と呼ばれるものだ。

さらにモーターは現在のヴァレオ製から、メルセデスベンツが自社開発した「eATS 2.0ドライブ」に置き換えられる。またEVA2Mでは、新しい 「SiC」パワーエレクトロニクスと、新しいタイプのバッテリーセルを採用。SiCパワーエレクトロニクスだけでも熱損失を抑えることで、航続距離が5%増加するという。

革命的な進化を見せるEQS 改良新型のワールドプレミアは、2025年内と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る