パナソニックエナジーは2月27日、EVの普及に伴い、車載用リチウムイオン電池の生産を拡大するため、ドイツのH&T Recharge(H&T)と北米での電池外装缶の長期供給契約を締結した、と発表した。
H&Tは、現在すでにパナソニックの米国ネバダ工場にて電池外装缶を供給しているパートナーだ。この度の契約で、2024年度に稼働予定のカンザス工場へも供給する。
EVシフトが進む世界市場において、パナソニックは生産拡大と電池セルの性能向上、長寿命化に注力している。車載電池の安全性を高めるため、外装缶を含む電池全体の最適な構成を独自に開発し、セルの破裂や発火を抑制する設計を採用している。