テスラの注目トピックス:これからのEVのユニークセリングポイントは…Undertones Consulting 前田謙一郎 代表取締役社長[インタビュー]

テスラの注目トピックス:これからのEVのユニークセリングポイントは…Undertones Consulting 前田謙一郎 代表取締役社長[インタビュー]
テスラの注目トピックス:これからのEVのユニークセリングポイントは…Undertones Consulting 前田謙一郎 代表取締役社長[インタビュー]全 6 枚

来たる3月13日、オンラインセミナー「テスラでの経験と最新動向、そして今後から紐解く2030年の自動車産業」が開催される。

セミナーに登壇するのは、Undertones Consulting株式会社 代表取締役社長の前田謙一郎氏。テスラ、ポルシェなど外資系自動車メーカーで執行役員などを経験し、現在は自動車業界アドバイザリー&マーケティングコンサルタントとして活躍している。

セミナーは以下の章立てに沿って進められる予定だ。

1.イントロダクション:経歴紹介、テスラと従来自動車メーカー双方で働いた経験
2.テスラの最新動向と今後について:Redwood、FSD、Optimus、Grok AIなど
3.自動車産業のパラダイムシフトと2030年までに起こりうること
  中国などの新興EVプレーヤー、ソフトウェア、D2Cなど
4.日本自動車産業への期待:引き続き世界のリーダーであり続けるために
5.質疑応答

セミナーの開催に先立ち、前田氏にセミナーの見どころを聞いた。

■最近のテスラで注目すべき点は

昨年もなにかと話題に事欠かなかったテスラだが、前田氏は2023年のトピックスとして、Full Self-Driving(FSD)のバージョンアップや、レッドウッド*と呼ばれるコンパクトな新型車の話題を挙げる。

*レッドウッド:モデル2とも言われていたC-Dセグメント相当の小型EV

「2023年には、FSDのバージョンアップや、価格2万5千ドルの新型車の開発など、多くの話題が生まれました。サイバートラックの発売やモデルYの成功、xAIのGrokの発表など、テスラやイーロン・マスクは多岐にわたる話題を提供しました。」

「また製造においても、ギガプレスの導入やイノベーションを加速しつつ、工場内で活躍するOptimusと呼ばれるロボットが注目を浴びています。これらの動向は、テスラが製造においても進化し、自動車業界をリードしていることを示しています。」

このような将来の話題だけでなく、テスラの現在の経営状態も隙が無いと前田氏は数字を挙げて強調する。

「最近のテスラの経営状況を数字で見きましょう。まず販売について、モデルYは世界で123万台も販売し、エンジン車も含めたモデルとして最多販売を達成しました。またテスラは、EVマーケットが鈍化という言葉が使われる中、依然として20%の成長を維持し、全世界で180万台の車を販売しました。」


《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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