前方で事故っ!! ドライバーに直接警告…ボルボカーズ、業界初のコネクテッド安全技術搭載へ

ボルボカーズの新しいコネクテッド・セーフティ機能「アクシデント・アヘッド・アラート」
ボルボカーズの新しいコネクテッド・セーフティ機能「アクシデント・アヘッド・アラート」全 3 枚

ボルボカーズは2月29日、新しいコネクテッド・セーフティ機能「アクシデント・アヘッド・アラート」を欧州向けのボルボ車に搭載すると発表した。これは、交通管理センターからのリアルタイムデータを使用して、前方での事故を車がドライバーに直接警告する初めての機能だ。

この機能は、前方の事故による衝突や渋滞を回避することを目的に、数百メートル先までの交通事故の発生をドライバーに即座に警告するよう設計されている。位置情報は、各国の道路管理当局と他のボルボ車をはじめとする対応車両から提供される。

2016年に導入されたボルボ・カーズの業界初となるコネクテッド・セーフティ技術は、リアルタイムのデータに基づき、ボルボ・カーズのクラウドを使用している。これにより、ボルボ車同士が相互に通信しあい、近くの滑りやすい路面状況や危険をドライバーに警告することができる。同じように、今回、ドライバーは時間帯に関係なく前方の事故の警告を受けることができるようになった。

今後も、他国の交通管理センターや他ブランドの車を含め、European Data for Road Safety ecosystemの他のパートナーが共有する交通データをさらに統合していく予定だ。

すべての人にとって道路をより安全なものにするため、私たちはより多くの道路管理機関に匿名の交通事故データを共有するよう呼びかけ、また、他の自動車メーカーにも同様の技術を導入することを働きかけている。もちろん、ボルボ・カーズは、他の自動車メーカーが安全装備に組み込めるよう、コネクテッド・セーフティ・データの共有に取り組んでおり、今後もこれを継続していくという。

ボルボ車のオーナーなら、データ共有機能を選択するだけで簡単に交通安全に貢献することができる。センター・ディスプレイにある「コネクテッド・セーフティ」機能を起動するだけで、ダッシュボードの警告灯や搭載車であればヘッドアップディスプレイにより前方の事故をドライバーに知らせる。他の車と共有されるのは必要な情報のみで、データは匿名化されるためプライバシーは保護される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る