ホイールナットはトルク管理で脱輪防止! 大小様々なクルマの整備を助けてくれるKTCの工具…IAAE 2024

KTC…IAAE2024
KTC…IAAE2024全 9 枚

東京ビックサイトで開催された『国際オートアフターマーケットEXPO 2024(IAAE 2024)』。同展示会に出展した「KTC(京都機械工具)」はハンドツールを核とする有力メーカーだが、今回はトラックなどの大型車両を中心に普段見る機会の少ない大型ツールが中心の展示となった。

◆トルクレンチで脱輪防止、車の大小問わずホイールナットはトルク管理が重要

KTC…IAAE2024KTC…IAAE2024

最も大きくプッシュしたのは電動モデルを含めたトルクレンチ。タイヤ脱輪ゼロ応援キャンペーン(2月21日~5月20日)を開催中のKTCでは、タイヤの脱輪事故をなくすためのトルク管理の大切さを改めて啓蒙するのが狙いだ。そこでトルクレンチの正しい使い方や、校正の必要性などを徹底することの大切さを担当者に教えてもらった。

さらにホイールのナットに関しては、定期的な締め付けを管理することで脱輪事故を限りなくゼロに近づけることができると説明。ホイールナットを締め付ける際のインパクトレンチに、仮締め機能を備えているモデルがあることもアピールする。

KTC…IAAE2024KTC…IAAE2024

さらに作業効率アップのために、インパクトレンチ+トルクレンチを併用する方法も紹介していた。タイヤ脱輪ゼロ応援キャンペーンでは、インパクトレンチとトルクレンチを組み合わせたセットをお得なキャンペーン価格で手に入れることのできるそうだ。

さらにKTCが国内で取り扱う海外ブランド「HYTORC」の電動トルクレンチも展示、こちらは締め付けとトルク管理が一度で行える便利アイテム。作業効率が一気にアップすることが予想されるので、価格分のメリットを感じるユーザーには見逃せない工具となった。

◆トラックのスタビリンカーブッシュを1人で交換?! 脱着のリスクを減らし、安全性にも大きく貢献

KTC…IAAE2024KTC…IAAE2024

ブースの中央で大きなスペースを占有して展示されたのがスタビリンカーブッシュプラー。この工具はトラックなどのスタビリンカーブッシュを車上や車両のそばで油圧を使って押し抜き/圧入することができる工具だ。

一般的にはスタビのブッシュ交換には車両から取り外した重いスタビリンカーを運んで、脱着作業が必要だったのだが、この工具を使えば車両に取り付けたままでもブッシュの交換作業が可能になるのが魅力。

油圧を使ったシリンダーを備え日野/いすゞのアタッチメントを用意するので比較的手軽にブッシュ交換が可能になる。KTCでは、このようなトラックなどに用いる重量級の工具類も数多くラインアップしていることを知らしめる一例として展示されたアイテムだ。

その他にもテールランプ取り外しツールセットも展示。こちらはクリップで固定されているテールランプを、吸盤の力で引っぱって取り外すことができる便利ツールだ。これまでクリップ止めされているテールランプを取り外すには、周辺ボディを養生するなど手数が掛かった。しかしこの工具を使えば養生なども不要でテールランプを簡単に脱着可能になる。これまで厄介だったテールランプのバルブ交換で、作業効率を大きくアップさせ時短にも効果的だとろう。

◆初心者こそ、工具セットで一式揃えるのが1番のおすすめ

KTC…IAAE2024KTC…IAAE2024

もちろんKTCといえばハンドツール。そんなKTCならではのハンドツールが、ブース中央に展示されていた。専用のツールチェストに入ったハンドツールのセットは美しく魅力的。必要な工具がひととおり揃う工具セットの導入こそ、無駄なくお得になる最適解だ。さらにKTCの工具をお得に購入できる2024 SKセールが開催中であることも、改めて紹介されていた。

KTC…IAAE2024KTC…IAAE2024

ハンドツールから整備工場で使うヘビーな工具類まで、多彩な工具を用意するKTC。プロからアマチュアまで幅広いユーザー層が満足する質の高い工具類の懐の広さを感じさせてくれるKTCブースであった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る