[実践! 初めてのカーオーディオ]小型・薄型のパワードサブウーファーの“選び方”を解説!

「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(フォーカル・iSUB ACTIVE)。
「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(フォーカル・iSUB ACTIVE)。全 3 枚

運転中に聴く音楽を、今よりもっと良い音で楽しみたいと思っているドライバー諸氏に向けて、システムアップの方法論をさまざま指南している当連載。今回は、「小型・薄型のパワードサブウーファー」の導入法を解説していく。

【画像全3枚】

◆「サブウーファー」を導入すれば、サウンドがガラリ一変! その理由とは…

さて、前回の記事にて説明したとおり、クルマの中では超低音をスムーズに再生するのが難しい。その最たる理由は、ドアに取り付けられるスピーカーにはサイズ的な限界があるからだ。超低音はある程度口径の大きなスピーカーでないとスムーズに再生し難い。しかしドアに取り付けられるスピーカーはせいぜい17cmクラスが最大サイズだ。この大きさでは、物理的に超低音までをクリアに、そして十分に鳴らし切れない。

しかし、「サブウーファー」を導入すれば話が変わる。それまで聴こえていなかった超低音が聴こえるようになり、リズム感が快活になりサウンドの臨場感もアップする。

で、「サブウーファー」にはタイプ違いがいくつかあるが、その中で導入のハードルがもっとも低いのは、「小型・薄型のパワードサブウーファー」だ。なぜならこれは、超低音を鳴らすのに必要な「スピーカーユニット」「ボックス」「パワーアンプ」、これらがオールインワンとなっていて、しかも“小型・薄型”なのでシート下にも取り付けられる。コストがかかりにくく省スペースだ。

「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(ケンウッド・KSC-SW12EQ)。「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(ケンウッド・KSC-SW12EQ)。

◆音にこだわるなら、狙い目は「ハイグレードモデル」!

ただし、「小型・薄型のパワードサブウーファー」にもさまざまある。その中から何を選べば良いのかというと……。

低音の質にこだわるのなら、ハイグレードモデルがお薦めだ。例えば2万円のモデルと6万円のモデルとでは、その価格差は3倍にも及ぶ。そこまでの差があれば、再生音のクオリティにも相応の違いが現れる。

まずは、超低音の再生範囲に違いが出る。ハイグレードなモデルではローエンド付近の音までしっかり鳴らせる。また、ハイグレードなモデルでは、パワー感の再現性においてもアドバンテージを発揮する。より体の芯に響く、重たい低音を鳴らしやすくなる。

細かなチェックポイントについても説明していこう。まず確認すべきは、「振動板の口径」だ。それが大きいほど、より低い音を、そしてより重たい音を出しやすくなる。とはいえそれが大きくなればボディも大型化するので、そこのところには注意が必要だ。愛車のシート下には収まりきらないモデルを選んでしまっては意味がないので、あらかじめシート下のクリアランスを測定し、そこに収まるものの中で振動板サイズを確認しよう。

「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX400DA)。「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX400DA)。

◆さらには「内蔵パワーアンプの出力」と「ボディの堅牢さ」も要チェック!

そして「内蔵パワーアンプの出力」も、大きいモデルほど安心感が高まる。パワーの大きさは音質性能と比例しないが、力があれば余裕も生まれる。

さらには、「ボディの堅牢さ」も確認したい。ボディが頑丈なほど、クリアな重低音を鳴らしやすくなる。

ところで、「小型・薄型のパワードサブウーファー」は導入のハードルが低いことも利点なので、リーズナブルであることにこだわって製品選びをするのもアリだ。なおその場合には、「電源の取り方」もチェックしたい。

というのも「サブウーファー」は鳴らすのに大きなパワーを必要とするので、電源配線は車両のメインバッテリーから直接引き込む「バッ直」という方法を実行すべきである場合が多い。しかし、それを行うのには手間がかかる。メインバッテリーの位置等の状況によっては配線作業が困難になり、取り付け費用も多めにかかる。

でも中には、「バッ直」がマストではないモデルもある。そうであれば導入コストを抑制できる。導入コストを下げたい場合には、そのようなモデルが有利だ。覚えておこう。

今回は以上だ。次回は、「小型・薄型のパワードサブウーファー」を導入した際のサウンドチューニングにおける注意事項を説明していく。乞うご期待。

《太田祥三》

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