2024年は「MTイヤー」? デザイン&走りを一新した新型ヤマハ『MT-09』、日本初公開…東京モーターサイクルショー2024

ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)
ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)全 32 枚

4月17日に発売されるヤマハのスーパーネイキッド、新型『MT-09』が「東京モーターサイクルショー2024」で日本初公開となった。マイナーチェンジながらデザイン、走りを一新。ライディングポジションの変更とボディ関連のリセッティングにより、街中でのアジャイルさと峠道での旋回性&スタビリティを両立させた。

「The Knight Horse(騎馬)」をコンセプトに開発され、「The Rodeo Master」の乗り味を洗練。デザイン面では「Torque & Agile」なキャラクターをさらに磨き上げた。クールな印象を与えるフロントフェイスに、フラットでエッジの立った迫力のタンクが特徴だ。

ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)

エンジン懸架を変更して剛性を高める一方、フロント周りの剛性をやや抑え気味にチューニングするなど、より幅広い領域での安定感と軽快さの両立を実現。足回りでは高性能スポーツラジアルタイヤ「BATTLAX ハイパースポーツ S23」の採用に連動し、前後サスペンションのバネ定数と減衰特性をリセッティング(リアはリンクも変更)した。

新たなライディングポジションは、安定感と接地感を追求し、フロント荷重を活かしたスポーティな走りを支える。ハンドル位置を下方へ約3.4cm、フットレスト位置を後方へ約3cm、上方へ約1cm移動させ、さまざまな走行環境での自由度を広げた。また、ハンドルバーとステップは2パターンの位置調整が可能で、クラッチレバーは全14段階で位置調整ができる。

ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)

車体剛性バランスの見直しも行われ、エンジン懸架ブラケットの形状と肉厚を変更し、ボディ剛性を向上させた。フロントサスペンションのバネレートを高め、減衰特性をリセッティングすることで、乗り心地の良さを維持しつつ、スポーツ走行時の安心感を向上させた。

エンジンはヤマハの900ccシリーズ共通の水冷4ストロークDOHC 888ccエンジン。吸気サウンドを強調したサウンドデザインも特徴で、高速・高回転域での吸気音を強調し、エンジン回転の滑らかな上昇感を楽しめるようにした。

YRCやクルーズコントロールなどの走行支援テクノロジー、5インチフルカラーTFTメーター、便利な機能・装備などが追加され、ツーリング性能も高めている。価格は125万4000円だ。

ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)

東京モーターサイクルショー2024では、グローバルで展開するMTシリーズの世界観「The Dark side of Japan」をイメージした展示に。またMTシリーズ10周年を記念したオリジナルTシャツ、キャップ、キーホルダーの入った限定ボックスも並べられた。

5月11日には、「The Dark side of Japan」を体感できるMTシリーズファンミーティング「The Dark side of Japan Night Meeting 2024」を5月11日に東京シティサーキットで初開催することも発表された。2024年は“MTイヤー”になると言ってもいいだろう。ファンは要注目だ。

ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)ヤマハ MT-09 新型(東京モーターサイクルショー2024)

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】スライドドアになったムーヴは、軽のスタンダードになれるのか?…岩貞るみこ
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る