アウディ最大のSUV計画は生きていた! ベース価格で1500万円オーバー? 2026年までに登場か

アウディ Q9 プロトタイプ(スクープ写真)
アウディ Q9 プロトタイプ(スクープ写真)全 16 枚

アウディ最大かつ最高級SUVとなる新規車種『Q9』とみられるプロトタイプをスクープした。

アウディ最大かつ最高級SUVとなる新規車種『Q9』プロトタイプ

アウディのSUVラインアップの頂点に立つのは、BMWでいえば『X5』、メルセデスベンツなら『GLE』に相当する3列シートの『Q7』だ。アウディには数字的には上位の『Q8』もあるが、こちらは電動のクーペSUVなので少々カテゴリーが異なるといって良いだろう。いずれにせよ、これらのライバルにはさらに大型の『X7』や『GLS』があり、アメリカや中国の富裕層に向けて競争力を高めている。この市場は、アウディにとっても無視できないということだろう、ついにQ9を投入するようだ。

実はスクープ班は、2021年の時点でQ9のプロトタイプを捉えていた。だが、それから3年間進展が見られなかったことから、Q9プロジェクトは頓挫したかに思われた。しかし今回、市販化に向けた真のプロトタイプを撮影することに成功。計画は水面下で着々と進められていたとみられる。

アウディ Q9 プロトタイプ(スクープ写真)アウディ Q9 プロトタイプ(スクープ写真)

プロトタイプはボディシェルのほとんどが改良版のQ7のものだが、サイドビューを見ていただければ分かる通り、Bピラー(前後ドアの間)が約10cm~最大15cm程度ストレッチされている。これによりホイールベースは最大3150mm程度まで拡大されると思われ、同じVWグループの高級ブランドであるベントレー『ベンテイガ』の2995mmを超え、ベンテイガLWBの3175mmに迫るものとなりそうだ。後席はかなりのラグジュアリー空間を演出するものとなるだろう。

アウディは現在、ネーミングの新戦略を計画しており、ICE(内燃機関)搭載モデルには奇数番号を、電気モデルには偶数番号が付与されることになる。この法則でいけば、Q9はICEがベースとなるはずだ。搭載されるパワートレインはV8ではなく、3.0リットルV型6気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドが予想される。

ラインアップの電動化を推進するアウディは、2026年以降に発売する新型車はEVのみだとしていたがこの方針は軟化の方向を見せている。とはいえカーボンニューラトラルに向けた電動化そのものに変更はなく、このQ9のワールドプレミアも2026年までにおこなわれると見られる。

また、クーペSUVの「Q9スポーツバック」の導入も期待出来そうだ。気になるベース価格は、アウディSUVラインナップでは史上最高額となる10万ドル(約1500万円)とも噂されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. テスラ専用「破壊不可能」ホイール、18インチサイズを追加…米アンプラグド・パフォーマンス
  5. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る