謎のVWセダンの正体は? あのクルマの後継車か、日本導入の可能性も

VW ゴルフ ジェッタ後継モデル プロトタイプ(スクープ写真)
VW ゴルフ ジェッタ後継モデル プロトタイプ(スクープ写真)全 16 枚

謎のVWセダンをスクープだ。大柄の黒いボディに、前後をカモフラージュ。明らかにVW車であるものの、そのシルエットは既存のラインアップとは明らかに異なる。このクルマの正体とは?

寒冷地テストで捉えた開発車両は、VWお得意のデカールでフロント周りの多くをカモフラージュしている。グリル中央のエンブレムを隠し、その両側にはスリムなヘッドライトが装着されている(ように見える)ほか、大口のアンダーグリル風を装うなど、新型『パサート』のデザインを模しているようだ。

VW ゴルフ ジェッタ後継モデル プロトタイプ(スクープ写真)VW ゴルフ ジェッタ後継モデル プロトタイプ(スクープ写真)

ツートーンのドアミラーはAピラー付け根ではなくドア側に生えている。フロントフェンダーから前席ドアにわたりクロムのアクセントが装着されているのもポイントだ。トランクを持つセダンでありながら、リアセクションはクーペ風のラインとなっている。リアクォーターウィンドウはカモフラージュされ、何らかの特徴的なデザインを隠している可能性がありそう。テールランプはかなりワイドな造形だが、これも最終デザインではなさそうだ。

この車両の正体は判明していないが、現地カメラマンの情報によると『ジェッタ』後継モデルの可能性が高いという。VWは、『パサートセダン』の廃止を決定したほか、『アルテオン』(厳密にはハッチバックだが)の生産終了も予定するなど、販売が伸び悩むセダンのラインアップ整理を進めている。このモデルが、パサートを含むVWセダンの顔となるとみられる。

VW ゴルフ ジェッタ後継モデル プロトタイプ(スクープ写真)VW ゴルフ ジェッタ後継モデル プロトタイプ(スクープ写真)

その名を「ジェット気流」に由来するジェッタは、『ゴルフ』をベースとして1980年に誕生。日本では「ヴェント」や「ボーラ」としても導入されていた。現行型となる第7世代は2018年から販売されているが、日本、ヨーロッパ市場では展開されておらず、北米市場がメインとなっている。今後、この後継モデルがパサートセダンなどの穴を埋めるのであれば、ヨーロッパや日本市場への復活の可能性もゼロではないかもしれない。

現行ジェッタの全長は4700mmだが、後継モデルは写真からもわかる通り大型化され、4800mmを超えてくる可能性もありそうだ。BEVではなく、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンほか、様々なガソリンやディーゼル、ハイブリッドなどICEを中心としたパワーソースが予想される。

ジェッタ後継モデルのワールドプレミアは、2025年以降と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 洗車機=傷が付くはもう古い! 最新洗車機の凄さとプラスアルファの洗車法
  2. トヨタがインドで新型SUV『アーバンクルーザー・タイザー』を発表…Aセグメント再参入[詳細写真]
  3. メルセデスAMG『E53』新型、612馬力の電動セダンに…欧州受注開始
  4. 【ヤマハ XSR900GP】開発者が語る「ただの80年代オマージュやレプリカを作ったわけじゃない」
  5. 夜行高速バス「ドリーム号」、深夜の乗務引継ぎを見学する
  6. AC コブラGTロードスター…過去と現代が織りなすデザイン[詳細画像]
  7. 3万ドルなら大人気確定!? テスラの新型コンパクトEVは『モデル2』か否か?
  8. フォルクスワーゲン『ゴルフ』改良新型はよりシャープな表情に[詳細画像]
  9. 超小型EVのKGモーターズが研究開発拠点を新設…人材採用も強化
  10. 快適性と音質の一石二鳥。夫婦が選んだアウディA4の革新的なアップグレード
ランキングをもっと見る