高速バス運転手は「ハイウェイパイロット」、ウィラーエクスプレスが改称した狙いとは?

ハイウェイパイロット
ハイウェイパイロット全 2 枚

ウィラーエクスプレスは、2024年4月より、高速バス「ウィラーエクスプレス」の運転手を「ハイウェイパイロット」と呼称変更すると発表した。

[写真:研修施設に改装予定の旧千葉営業所]

現在、全国各地の多くのバス会社が人手不足により減便や路線の廃止といった課題に直面。そうした減便が利便性の低下による利用者の離反を招き、収益悪化や運転手の採用難につながるという負のサイクルを生んでいる。さらに、2024年問題がこの状況を一層深刻化させている。今回の改称は、運転手の職業をブランド化し、憧れの職業としての認知を高めることで、新たな人材を引きつけることを目的としている。

また、ウィラーエクスプレスでは他業種からの転職を希望する人々を支援するため、専門の研修施設を開設。ここでは、接客経験を生かし、安全運転の知識やスキルを習得することで、「安全と接客の両立」を実践するハイウェイパイロットを育成する計画だ。

ウィラーエクスプレスでは、ハイウェイパイロットには「安全とサービスを両立したワンランク上の運転手」であることを求める。そして、この理念が、今回の呼称変更を通じて利用者に届くことを期待している。バス運転手に対する「キツい」「長時間労働で、大変」「低賃金」といった暗いイメージを一新し、飛行機のパイロットのような「憧れの職業」「かっこいい仕事」として、ハイウェイパイロットをめざす仲間を増やしたいと考える。

全国のバス会社が人手不足に悩む中、ウィラーエクスプレスはサービス改善に努め、収益の向上を図ってきた。2023年末の顧客満足度は平均4.686点と高評価を得ており、収益もコロナ禍前の水準に回復。これにより、ハイウェイパイロットの給与引き上げを実現し、今後3年間で平均年収600万円までの20%引き上げを計画している。

新たな研修施設では、様々な業界からのチャレンジャーが参加し、1期生として7名の入校が決定している。ウィラーエクスプレスは、これらの取り組みを通じて「安全と接客を両立したワンランク上の運転手」を育成し、安心・安全なサービスの提供を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『ステップワゴン e:HEV スパーダ』に特別仕様「ブラック エディション」、価格は418万5500円
  2. フィアット『トポリーノ』に2台のワンオフ、スピードスターと4シーター登場…ジウジアーロらが制作
  3. 日産『ローグ ハイブリッド』新型の「e-POWER」、米ワーズ社「10ベストエンジン」に選出
  4. 「絶対に買う」「ちゃんと面影あるよ」復活のシトロエン『2CV』に反響多数、そのデザインに高評価
  5. マツダの中国製EVがタイで攻勢、新型SUV『CX-6e』約580万円から発売…先行投入の『6e』は販売好調
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. シェフラー、ヒューマノイドロボット向け成形波動ギアボックスを2027年量産開始…自動車向けノウハウ活用
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る