懐かしくもあり憧れでもあるラリーカーをじっくり堪能できる…オートモビルカウンシル2024

スカイブルーのカラーリングがまぶしい『ランチア・ストラトスHF ストラダーレ』。
スカイブルーのカラーリングがまぶしい『ランチア・ストラトスHF ストラダーレ』。全 8 枚

4月14日まで、幕張メッセで開催されている『AUTOMOBILE COUNCIL 2024』(オートモビルカウンシル2024)。ヘリテージカーがメインとなるイベントだけに、往年のラリーカーも多数展示されている。1970年代のランチア、そして2000年頃に活躍した三菱『ランサー』など、WRCファンにはたまらない名車が展示されているので、興味のある方はぜひ訪れてもらいたい。

◆マルチェロ・ガンディーニ氏の追悼展エリアにはランチア・ストラトスが

緊急企画として会場には「In Memory of Marcello Gandini」の追悼展コーナーが設置されている。3月13日に亡くなったカーデザイナー マルチェロ・ガンディーニ氏がデザインした車が展示されており、ラリーファンにとっては特別な1台であろう、『ランチア・ストラトスHFストラダーレ』が展示されている。間近で見られる機会などそうそうあるものでは無いので、この機会にぜひ見ておいて損はないだろう。もちろんガンディーニ氏がベルトーネで手がけたデビュー作でもあるランボルギーニ『ミウラ P400』や、その後にデザインされたランボルギーニ『カウンタック LP400』なども展示されている。

◆三菱自動車工業ブースにはマキネンが駆ったランサーエボリューションが鎮座

三菱、トヨタ、スバルなど日本のメーカーがWRCでしのぎを削っていた2000年代。三菱に何度も勝利をもたらした『ランサーエボリューション』。ブースには、2001年にモンテカルロラリーにて優勝した「ランサーエボリューションVI」が展示されていた。また先日訃報が伝えられた篠塚建次郎氏がドライブし、1992年のWRCアイボリーコーストラリーで総合優勝を飾った『ギャランVR-4』や、ランサーエボリューションシリーズの集大成として2015年に限定発売された「ランサーエボリューションFinal Edition」も展示されている。じつはこのランサーエボリューションFinal Editionは、中古車として本イベント会期中に販売されていた。価格は1025万円だったが、初日にすでに売約済みとなっていた。

トミー・マキネンがドライブした優勝車『ランサーエボリューションVI』。トミー・マキネンがドライブした優勝車『ランサーエボリューションVI』。
篠塚建次郎氏がドライブした『ギャランVR-4』も展示。篠塚建次郎氏がドライブした『ギャランVR-4』も展示。

◆ランチアデルタやALPINE A110なども展示されている

ラリーファンなら必ず足を止めてしまうような車種も会場内には見受けられた。コレツィオーネのブースには、ランチア『デルタHFインテグラーレCOLLEZIONE』があった。WRCで連勝を重ねたモデルだけに、一度は乗ってみたいと思う方も多いのではないだろうか。またジロン自動車のブースではアルピーヌ『A110 1300S』を展示。この後に発売されたモデルではWRCで大暴れし、初代WRCマニュファクチャラーズタイトルを取った。

ランチアと言えばこちらを思い浮かべる方も多いのではないだろうか。『LANCIA DELTA HF INTEGRALE COLLEZIONE』。ランチアと言えばこちらを思い浮かべる方も多いのではないだろうか。『LANCIA DELTA HF INTEGRALE COLLEZIONE』。1973年のWRCではルノーがマニュファクチャラーズタイトルを取った。その際に活躍したのがA110だ。1973年のWRCではルノーがマニュファクチャラーズタイトルを取った。その際に活躍したのがA110だ。

《関口敬文》

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