[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!

『モレル・イレイト カーボン シリーズ』のスピーカーの装着例(ジャンライン&パートナーズ デモカー)。
『モレル・イレイト カーボン シリーズ』のスピーカーの装着例(ジャンライン&パートナーズ デモカー)。全 4 枚

カーオーディオ愛好家に親しまれている、あるいは羨望の眼差しを向けられている“逸品”を毎回1つずつ取り上げ、それらが“逸品”たりえている理由を紐解いている当連載。今回はイスラエル発の実力ブランド「モレル」の最新ハイエンドスピーカーに焦点を当てる。

◆珠玉の名機『スプリーモ』に続くレギュラー2ndラインとして2020年にデビュー!

今回取り上げるのは、「モレル」のハイエンドスピーカーライン、『イレイト カーボン シリーズ』だ。

さて「モレル」は、日本国内でも多くのファンを持つスピーカーの世界的有名メーカーの1つだ。なお近年はカー用の外部パワーアンプシリーズも市場投入しているが、スピーカーに強みを発揮するブランドとしてカーオーディオフリークたちに認知されている。実際、スピーカーのラインナップは幅広い。カー用、ホーム用ともに、超高級機からエントリーモデルまで多彩に製品を居並べている。

ちなみに同社のカー用スピーカーのトップエンドラインは、『スプリーモ シリーズ』だ。で、その2ウェイコンポーネントキット『スプリーモ 602 アクティブ』の税抜価格は79万6000円(2024年5月1日からの新価格、以下すべて価格は新価格を掲載)となっていて、当機は実力・プライスともに押しも押されもせぬ名スピーカーの1つとして知られている。かくして当機は、音にこだわるサウンドコンペティターたちからも長きにわたり厚い支持を集め続けてきた。

『イレイト カーボン シリーズ』は、その旗艦機に続くレギュラー製品の新たな2ndラインとして、2020年に新登場した。

モレル・イレイト カーボン プロ 63Aモレル・イレイト カーボン プロ 63A

◆ツイーターが2タイプあり、その違いで2ラインを設定!

では、同シリーズの製品の顔ぶれを紹介していこう。実は同シリーズには2ラインが存在している。1つが『イレイト カーボン プロ』で、もう1つが『イレイト カーボン』だ。

で、この2つの違いはツイーターにある。同シリーズには合計3つのコンポーネントキットがあり他は各スピーカーが単品(ペア)にて発売されているのだが、単品アイテムで2つのモデルが用意されているのはツイーターのみだ。その1つが『イレイト アルト』(税抜価格:17万4000円)で、もう1つが『MT450』(税抜価格:10万8000円)だ。

そして『イレイト アルト』そのものと、これが組み合わされている2ウェイコンポーネントキットの『イレイト カーボン プロ 62A』(税抜価格:38万4000円)と、3ウェイコンポーネントキットの『イレイト カーボン プロ 63A』(税抜価格:54万8000円)、この3アイテムにて、『イレイト カーボン プロ』のラインナップが完成されている。

一方もう1つのツイーター『MT450』とそれが組み合わされた2ウェイコンポーネントキットの『イレイト カーボン 62A』(税抜価格:32万5000円)、そしてその他の単品発売モデルのすべてが、『イレイト カーボン』に属している。

モレル・イレイト カーボン 62Aモレル・イレイト カーボン 62A

◆単品モデルが多彩に用意され、自由自在に好みのシステムを構築可能!

なお『イレイト カーボン』の方には3ウェイコンポーネントキットは存在しないので、3ウェイを組もうと考える際には単品で発売されている8.9cmコーン型ミッドレンジ『イレイト カーボン MM3』(税抜価格:17万7000円)を2ウェイコンポーネントキットに組み込んで使うこととなる。

ちなみにその他で単品発売されるユニットは、16.5cmミッドウーファー、22.5cmサブウーファー、3ウェイパッシブクロスオーバーネットワーク、2ウェイパッシブクロスオーバーネットワーク、これらだ。なお同シリーズのコンポーネントキットはすべて、パッシブレス仕様となっている。価格を抑制するためだろう。なのでシステムにDSPが組み込まれていない場合は、単品発売されているパッシブを追加購入することとなる。

さて同シリーズは、発売されて以降着実に評価を上げている。サウンドコンテスト会場でも、敢えて旗艦ラインの『スプリーモ シリーズ』には手を伸ばさず当シリーズのアイテムにてシステムが組まれている車両も少なからず見かける。「モレル」というと、ウォームな音色と豊かな再現性が持ち味だが、この『イレイト カーボン シリーズ』の各機でも、その利点が十二分に発揮されるからこそだ。

手応えあるハイエンドスピーカーを探しているというのなら、当シリーズの製品群の音も、ぜひともチェックを。

《太田祥三》

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