ドライブスルー中古車査定が登場…強みは「スピードと会話の短縮」

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Direct Stock Japanが運営するトヨタ『ハイエース』買取専門店「ボロボロエースカウカウ」は、顧客が気軽に自分の車の価値を知ることができる新しい形の査定サービス「ドライブスルー査定」を試験的に導入する。このサービスは、買取市場における顧客体験の改善を目的としている。

「ドライブスルー査定」の試験導入は、2024年5月20日から6月20日までの1か月間、平日の午前中に実施される。大阪府高槻市に位置するボロボロエースカウカウの店舗で利用可能だ。顧客は予約システムを通じて事前に査定の予約を行い、指定された時間に店舗のドライブスルー査定レーンに車を運転して入るだけで、数分で査定額を知ることができる。

◆会話の短縮で中古車買取店への「立ち寄りにくさ」を改善

「ドライブスルー査定」イメージ「ドライブスルー査定」イメージ

このサービスは、中古車買取店が抱える「顧客にとって気軽に立ち寄りにくい」という問題を解決するために企画された。顧客は車内に留まったまま数分で車の査定を完了でき、査定スタッフとの直接的な対話を最小限に抑えることで、プレッシャーを感じることなく査定価格のみを知ることが可能だ。

中古車の販売市場においては、購入者が「価格」「お店・スタッフの信頼度」「中古車の質」「アフターサービス」など様々な項目を総合的に判断して購入に至る。しかし、中古車買取の市場では、売却先を選ぶ基準が「価格」の一択になりやすい特徴がある。車を売りたい人にとっては、査定額が少しでも高いお店を選ぶことが当然だ。

そのため、多くの中古車買取店では、査定金額だけ知りたいという顧客に対し、その場で売却の決断を迫るような強引な接客が行われることがある。このような背景から、中古車買取店は気軽に立ち寄りにくいイメージが浸透している。

ボロボロエースカウカウがドライブスルー査定を実施する理由は、中古車の売却を検討中の顧客が簡単に自身の車の査定価格を知り、プレッシャーを受けることなく、車に乗ったまま査定額のみを持ち帰ることを実現するためだ。

ドライブスルー査定は全メーカー、全車種に対応しているが、中型以上のトラックやバスは対象外だ。また、ハイエース以外の一部の車両については、査定は可能だが、買取ができない場合もある。

《レスポンス編集部》

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