ルノーなど22社が参画、医療支援EV「U 1stヴィジョン」発表…仏 VIVATECH 2024

ソフトウェア・リパブリックのコンセプトカー「U 1st ヴィジョン」
ソフトウェア・リパブリックのコンセプトカー「U 1st ヴィジョン」全 4 枚

ルノーが参画する「ソフトウェア・リパブリック」は5月22日、フランス・パリで開幕した世界最大級のテックイベント「VIVA TECHNOLOGY 2024」(VIVATECH 2024)において、コンセプトカーの『U 1stヴィジョン』を発表した。

写真:ソフトウェア・リパブリックのコンセプトカー「U 1st ヴィジョン」

同車は、インテリジェントで安全かつ持続可能なモビリティのためのオープンイノベーションシステム。この技術デモンストレーターは、人々により近いサービスを提供することを目指し、カスタマイズされた安全なサービスへの簡単なアクセスを可能にする。

U 1stヴィジョンは2つのシステムで構成されている。1つは電動小型商用車プラットフォーム「FlexEVan」上に配置された多機能自立型モジュール「ポップアップ」だ。もう1つは公共および民間のサービス事業者向けの包括的な計画、モニター、サービス管理ツール。これにより、医療、自己サービス支援、自転車修理、電気製品のリサイクルなど、多様なサービスが提供できるという。

このプロジェクトには、ルノーグループやSTマイクロエレクトロニクスなど、22社が参加している。VIVATECH 2024では、医療サービスモジュールの「ヘルスポップアップ」を展示した。このモジュールには21の医療技術を組み込んだ。そのうち12は革新技術であり、AI駆動のアバターも含まれている。ヘルスポップアップは、医療分野の課題に対する解決策を提案し、予防ケアや病気の診断などのサービスを提供する。

このコンセプトは、市民に近接ケアと予防医療サービスを提供するという共通の目標に基づいている。安全でシームレスなデバイス間の相互作用を保証し、サービスの質やデータプライバシーを損なうことなく、いつでもどこでも医療を提供できる、としている。

《森脇稔》

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