さらばウラカン、後継の「ベイビー・ランボルギーニ」について判明した4つのポイント

ランボルギーニ ウラカン後継モデルのプロトタイプ(スクープ写真)
ランボルギーニ ウラカン後継モデルのプロトタイプ(スクープ写真)全 16 枚

ランボルギーニが開発を進める、新型スーパーカーの最新プロトタイプをスクープした。

ウラカン後継モデルとなる新型「ベイビーランボ」

ランボルギーニは来るべき全ラインアップの電動化に向けて開発を加速している。フラッグシップの『レヴエルト』、そしてスーパーSUV『ウルス』がPHEVへと生まれ変わり、いよいよ「ベイビーランボ」シリーズの『ウラカン』も後継モデルへとバトンタッチとなる。このモデルこそ、今回の新型スーパーカーの正体だ。

最新プロトタイプの写真とともに、現在判明している最新情報を大きく4つのポイントで紹介しよう。「車名」「デザイン」「パワートレイン」そして「価格」だ。

まず車名だが、『ガヤルド』そしてウラカンと歴代「ベイビーランボ」には闘牛にちなんだ名が与えられてきており、この後継モデルもその伝統を引き継ぐと思われる。ランボルギーニは2月、欧州連合知的財産局にメキシコ産雄牛に由来する「Temerario」(テメラリオ)の商標を申請しており、世界の自動車メディアが報道したが、現段階でこれが新ベイビーランボの車名という確証はない。

捉えたプロトタイプでは、レヴエルトからスタイリングのエッセンスを取り入れた、低くてワイドなボディシルエットが確認できる。レヴエルト以上にシャープなヘッドライトと、バンパーの隅にある大きなインテークがフロントマスクの特徴だ。六角形のLEDもユニークなポイント。ダブルバブルルーフ、ドア後部の巨大なエアインテークも確認できる。

リアからは、ついにLEDテールライトの形状が判明した。スリムな六角形のテールライトは、これまでのランボルギーニにないものでありながら、いかにもランボルギーニらしいアイコンとなっている。その間には共通デザインのエギゾーストが覗いている。剥き出しのリアタイア、巨大なディフューザーがド迫力のリアスタイリングを作り上げている。

ボディには、レヴエルトと同じ軽量構造を採用すると思われるが、カーボンファイバーの使用量は抑えられ、代わりにアルミニウムを選択したと言われている。

パワートレインはアウディ『R8』と共有されていた自然吸気V10と決別し、ツインターボを備えたV8を搭載したハイブリッドになると予想されている。噂によるとレッドゾーンは1万0000rpmで、7000rpmに達するまでターボは作動しない。またレヴエルトの8速デュアルクラッチを組み合わせるという。出力の詳細は明らかになっていないが、1か月ほど前にデビューした最後の「ウラカンSTJ」は、最高出力631pを発揮しており、これを大きく超えてくることは間違いない。

そのデビューは最速で8月に米国で開催される「ペブルビーチ コンクール デレガンス」と予想されるが、遅くとも年内にはワールドプレミアされるだろう。ランボルギーニは2025年までに全ラインアップの電動化を明言していることから、2025年末までに発売されるだろう。

気になるのは価格だ。現行ウラカンの価格は25万ドル(約3900万円)からで、高性能STOの場合は35万ドル(約5450万円)に達することを考慮すると、ベースモデル30万ドル(約4700万円)、あるいはそれ以上となることも予想される。「ベイビー」ながらその価格は“可愛らしくない”ものとなるかもしれない。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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