フィアット『デュカト』に新開発8速AT、CO2排出量10%削減…欧州仕様

フィアット・デュカト(欧州仕様)
フィアット・デュカト(欧州仕様)全 5 枚

フィアットは5月24日、大型商用バンでキャンピングカーのベース車両にもなっている『デュカト』(Fiat Ducato)に、欧州で新開発の8速オートマチックトランスミッション(AT8)を搭載すると発表した。デュカトは日本市場にも導入されている。

この新型トランスミッションは、性能と快適性の向上、CO2排出量の10%削減を実現する。新しいAT8は、デュカトのキャンパーバージョンにも搭載され、最大総重量5トンまでのモーターホームに適している。

AT8の主な特徴の一つは、現行バージョンと比較してCO2排出量を10%削減すること。これは、よりバランスの取れた効率的なトルク制御によるものだ。また、新しいクラッチによりシフトタイム、品質、制御が向上し、運転の快適性が大幅に向上したという。

さらに、AT8には油圧アキュムレータが搭載されており、トランスミッションシフトのサポートにおいて重要な役割を果たす。これにより、エンジンストップスタート時の応答時間が短縮され、出力の効率が向上する。

デュカトのキャンパーにもこの新型トランスミッションが搭載されることで、多様な顧客ニーズに対応する。デュカトは、牽引を含む総重量6.5トンまで対応可能で、従来モデルに比べて600kg以上の増加を実現している。

この新型8速オートマチックトランスミッションの導入により、さらに多様なニーズに応えるためのカスタマイズソリューションを提供する能力を強化している。デュカトは、プロフェッショナルとレジャーの両方の使用にシームレスに移行できるよう設計されており、実用性の向上とプロフェッショナルの作業生活の改善に焦点を当てている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る