ウェブOSベースの車載エンタメ、ソフト定義車の技術を利用…LGがEVに初採用

LGエレクトロニクスの車載エンターテインメントプラットフォーム「Automotive Content Platform(ACP)」
LGエレクトロニクスの車載エンターテインメントプラットフォーム「Automotive Content Platform(ACP)」全 1 枚

LGエレクトロニクス(LG)は5月27日、車載エンターテインメントプラットフォーム「Automotive Content Platform(ACP)」を、初めてEVに採用すると発表した。

ウェブOSベースのACPは、車内を「車輪の上の生活空間」に変えるというLGの未来のモビリティビジョンに沿って、家庭のエンターテインメント体験を車内でも楽しめる。このプラットフォームは、ソフトウェア定義自動車(SDV)のためのLGのソフトウェアソリューション「LG AlphaWare」の一部だ。LGのウェブOSを搭載したスマートテレビが世界中の消費者に人気を博しているのと同様に、車内環境に最適化されたLGのACPは、乗員が自宅で楽しむようにお気に入りのコンテンツに没頭できるという。

LGのACPは、Netflix、YouTube、Baby Shark World for Kids、Stingray Karaoke、Play.Works、LG Channelsなどのプレミアムコンテンツプロバイダーからのアプリにアクセスできる。EVとして最初に搭載されるキア『EV3』では、各乗員の指先でLGのプラットフォームを利用できるようにし、車載スクリーンで高品質のコンテンツを楽しむことができる。ストリーミングサービスやソーシャルメディアプラットフォームから子ども向けの教育コンテンツまで、ユーザーはこれまでモバイルデバイスやテレビでしか利用できなかった多様なコンテンツにアクセスできる。


《森脇稔》

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