英ボクスホールの小型SUV『モッカ』新型にハイブリッド…燃費25%向上

ボクスホール・モッカ・ハイブリッド 新型
ボクスホール・モッカ・ハイブリッド 新型全 4 枚

オペルの英国ブランドの「ボクスホール」は6月5日、小型SUVの『モッカ・ハイブリッド』新型(Vauxhall Mokka Hybrid)を発表した。48ボルトハイブリッド技術を採用し、従来のガソリンモデルと比較して燃費が向上し、排出ガスが低減されている。

新型モッカ・ハイブリッドは、ボクスホールの現行ハイブリッド車ラインアップを完成させるものだ。既存の『コルサ』、『アストラ』、『アストラスポーツツアラー』、『グランドランド』に加わる形となる。さらに、今後『フロンテラ・ハイブリッド』や新型『グランドランド・ハイブリッド』も登場予定だ。

新型モッカ・ハイブリッドには、0.89kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載されており、走行中に自動的に充電される。このバッテリーは前席下に配置されており、荷室スペースを減少させず、ハンドリングの最適化も図られている。

このコンパクトなバッテリーは、ハイブリッド向けに特別に開発された1.2リットル3気筒ガソリンターボエンジンと組み合わされている。このエンジンは、最大出力136hp/5500rpmで発揮し、最大トルク230Nm/1750rpmを引き出す。

エンジンは、ハイブリッドパワートレイン専用に設計された新しい6速デュアルクラッチ「e-DCT6」と連携している。このe-DCT6にはモーターが統合されており、最大出力28hp、最大トルク55Nmを発揮する。

48Vハイブリッド技術は、効率的で運転が楽しく、ユーザーフレンドリー、と自負する。新型モッカ・ハイブリッドは、同等ガソリン車と比較して、燃費を約25%引き上げ、20.4km/リットル(WLTP複合サイクル)を実現している。

日常の走行では、ガソリンエンジンと電動モーターが連携してエネルギー消費と性能を最適化する。特に都市交通では、電動モーターが約1kmまでを電力のみで走行可能としている。

《森脇稔》

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