メルセデスベンツ、最後のエンジン搭載『GLE』は2025年に…「Eクラス」風デザインで登場か

メルセデスベンツ GLE 改良新型(予想CG)
メルセデスベンツ GLE 改良新型(予想CG)全 10 枚

メルセデスベンツのミドルクラスSUV『GLE』が、2度目の大規模マイナーチェンジを迎えるようだ。何が変わるのか? 今回はスクープ写真、そして新情報をもとに作成した予想CGとともに、その姿にせまる。

メルセデスベンツ、最後のエンジン搭載『GLE』

2代目となる現行型GLE(W167/C167型)は、2019年にデビュー。2023年9月にマイナーチェンジを発表したばかりだが、2度目の大幅改良に向けて開発が進められている。フルモデルチェンジとなってもおかしくないタイミングだが、既存モデルをベースとした改良とすることで、完全電動化までの橋渡し的な位置付けとなる。

まずはスクープしたプロトタイプの姿から見て行こう。フロントエンドのみがカモフラージュされたこの車両は、開発初期段階と見られる。新デザインのヘッドライト、グリル、バンパーを備えているものの、そのディテールは不明だ。だがここに大きなヒントがある。次のマイナーチェンジではフロントマスクをイメチェンし、同クラス帯にある『Eクラス』に近い表情を手にいれると見られている。

リアエンドについては全く手が入れられていない様子だったが、市販の際にはこれもEクラスの意匠を受け継ぎ、スリーポインテッドスターを配したLEDテールライトを装着するほか、ディフューザーや、エキゾーストパイプも完全に新設計されることになる。これらのデザインを反映した予想CGが以下の画像だ。

また2度目の大幅改良となることもあり、インフォテイメントシステムを含めたインテリアは大きく変わることになる。新デザインのステアリングや自立型デジタルインストルメントクラスターといったフィジカルな進化はもちろん、AIやコネクテッド技術といったソフトウェアの大幅なアップデートは必至だ。

現行型のパワートレインは、最高出力258psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン、最高出力380psを発揮する2.0リットル直列6気筒ターボエンジン、最高出力386psを発揮し、EV走行距離77km(48マイル)を備えたプラグインハイブリッド「GLE 450e」、そして最高出力517ps、最大トルク730Nmを発揮するV8プラグインハイブリッドがラインアップ。これらはキャリーオーバーされる見込みだが、燃費を含めた環境性能が向上する。

メルセデスベンツ、最後のICE(内燃機関)となると見られるGLEの登場は、2025年が有力だ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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