日産『キャシュカイ』改良新型、新マスクに「e-POWER」設定…受注を欧州で開始

日産 キャシュカイ 改良新型
日産 キャシュカイ 改良新型全 5 枚

日産自動車の欧州部門は6月6日、SUV『キャシュカイ』(Nissan Qashqai)の改良新型の受注を欧州で開始した。英国でのベース価格は、3万0135ポンド(約600万円)と発表されている。

従来型キャシュカイは、日本では一時期『デュアリス』として販売されていたSUVのモデルチェンジ版だ。日本市場では、デュアリスは『エクストレイル』に統合されたため、従来型以降、キャシュカイは日本市場には導入されていない。

現行キャシュカイは、日産の欧州市場における主力SUVだ。改良新型では、フロントグリルを全面的に刷新した。日本古来の鎧鱗からインスピレーションを得たこのグリルは、ハイグロスブラックで塗装された立体的なデザインだ。ボンネットのリップとナンバープレートホルダーの間のスペースに浮かんでいるように見えるという。

新しいヘッドライトには、アダプティブ・ハイビーム・モジュールが搭載され、より小型のユニットがより広い配光を可能にし、低照度や霧の中での視認性を向上させている。メインレンズの下にあるデイタイム・ランニング・ライトは、5つの小さなレンズで構成された。デイタイム・ランニング・ライトは、ヘッドライトを取り囲むように配置され、ヘッドライト上部の細いライトと合流する。上側のデイタイム・ランニング・ライトはウインカーを兼ねており、今回初めてシーケンシャルターンランプが採用された。

室内では、ダッシュボード、ドアインサート、ドアアームレスト、センターストレージコンソールリッド、ニーパッドにアルカンターラを新たに採用した。センターコンソールのギアセレクター周りや、ダッシュボード上部とグローブボックスの間にある加飾インサートには、新しい柄の素材があしらわれる。上位グレードでは、シートトリムが変更されている。

パワートレインには、「e-POWER」を設定した。可変圧縮比技術を採用したターボチャージャー付き3気筒エンジンが発電を行い、発電された電気はインバーターを経由して140kWの電気モーターや1.8kWhのバッテリーに送られる。エンジンは静かに作動し、バッテリーとモーターに必要な充電を行う。このエンジンは、車速に比例して電力を供給するようにプログラムされている。

《森脇稔》

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