ホンダの新世代EV「e:N」シリーズ、第2弾『e:NS2』の生産を中国で開始

ホンダ e:NS2
ホンダ e:NS2全 2 枚

ホンダと東風汽車の中国合弁、東風ホンダは6月6日、新世代EV「e:N(イーエヌ)シリーズ」の第2弾モデル『e:NS2』の生産を開始した、と発表した。

写真:ホンダ e:NS2

ホンダは2022年、中国で発売した『e:NP1』(広汽ホンダ向け)と『e:NS1』(東風ホンダ向け)を皮切りに、2027年までに10機種のホンダブランドEVの投入を予定している。これにより、2035年までにEVの販売比率100%の達成を目指している。

e:Nシリーズ第2弾となるe:NS2は、新たな価値を持つEVを目指して「動」、「智」、「美」というe:Nシリーズ共通のコンセプトをさらに磨き上げた。

クリーンで知的さを感じる室内空間にあわせて、人とクルマが一体になったような走りを追求することで、爽快な移動体験の実現を目指している。また、e:NS2は見る人に刺激を与えるエモーショナルなデザインで、スマートな未来感を表現している。

e:Nシリーズ専用の「e:N アーキテクチャーF」をベースに、ホンダが培ってきたダイナミクス技術を融合することで、人車一体感のある爽快な走りを目指した。また、IPU(インテリジェント・パワー・ユニット)には大容量のバッテリーを採用するとともに、バッテリーの制御技術や走行抵抗の低減により、およそ545kmの航続(中国CLTCサイクル)を実現している。

大型のヘッドアップディスプレイや、機能と連動した光の演出などによって、先進的で機能性の高いHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)とした。また、標準装備の12.8インチの大型ディスプレイオーディオと、中国におけるEV専用のコネクテッド技術「Honda CONNECT 4.0」の進化によって、利便性・快適性を向上させた。冬場の快適性を向上させるため、エアコンとヒーターの協調制御などで電力消費を最小限に抑え、乗員を効率よく暖めることが可能なインテリジェントヒーティングシステムを、初めて適用している。

《森脇稔》

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