アルファロメオが「ミッレミリア」に歴史的モデルで参戦へ 6月11日開幕

アルファロメオ1900スポーツ・スパイダー(1954年製)と二コラ・ラリーニ氏
アルファロメオ1900スポーツ・スパイダー(1954年製)と二コラ・ラリーニ氏全 5 枚

アルファロメオは、6月11日にイタリアで開幕する「第42回ミッレミリア」に、1954年製の『1900スーパー・スポーツ』などの歴史的モデルで参加する。アルファロメオが6月5日に発表した。

エンツォ・フェラーリが「世界で最も美しいレース」と称したこのイベントは、毎年恒例のヴィンテージカーのレースだ。今年は400台以上のモデルが参加し、そのうち50台以上がアルファロメオ。アルファロメオはイタリアのモータースポーツの象徴であり、最大のチームを形成する。

特に注目されるのは、アルファロメオのヴィンテージコレクションから出展される2台の名車、1954年製の1900スーパー・スポーツと1956年製の『1900スーパー・スプリント』だ。前者は1993年のDTMチャンピオン、ニコラ・ラリーニがドライブする。ラリーニの参加は、モータースポーツファン、特に1990年代のツーリングクラスでの彼の活躍を覚えているファンにとって感動的な出来事になると予想される。

アルファロメオは1992~2007年にかけて、ツーリングクラスで数々の勝利を収めた。特に1993年のDTMでは、ニコラ・ラリーニがドライバーズタイトルを獲得し、アルファロメオはコンストラクターズタイトルも手にした。この成功はドイツの競合他社に、大きな衝撃を与えたとされる。

一方、1900スーパー・スプリントはジャーナリストでヴィンテージカーの専門家のアンドレア・ファリーナ氏と、エンジンに情熱を持つインフルエンサーでYouTuberのダビデ・チローニ氏がドライブする。

さらに、アルファロメオのヘリテージコレクションからは、希少な1954年製の『1900スポーツ・スパイダー』も参加する。このモデルはわずか2台しか製造されておらず、138hpの4気筒エンジンを搭載し、最高速は220km/hに達する。もう一台の1900スーパー・スプリント(1956年製)は、2リットル4気筒エンジンを搭載し、115hpを発揮するクーペだ。

《森脇稔》

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