ダイムラートラックは6月12日、川崎重工との間で、ドイツ向け液化水素サプライチェーンの構築と欧州における液化水素ステーションの輸送網の構築に向けた協力に関する覚書を締結した、と発表した。
この覚書は、道路貨物輸送における液化水素の利用拡大を目指すものだ。今後、両社で、液化水素サプライチェーン構築の検討に加え、液化水素ターミナル、大型および中規模の海上輸送、大規模な液体水素貯蔵についても、あわせて検討を進めていく。
そして、2030 年代早期に欧州への液化水素サプライチェーンの確立を目指す。今後、両社は、この覚書により、水素事業への取組みをさらに加速し、世界のカーボンニュートラル目標の達成と、持続可能な未来に向けた脱炭素化に貢献していく。
川崎重工は、グループビジョン2030に基づき、安全で安心なリモート接続社会、近未来のモビリティ、エネルギーと環境ソリューションの3つの重点分野に焦点を当て、社会的課題に取り組んでいる。