中国のNIO(蔚来汽車)は6月13日、第4世代バッテリー交換ステーションが中国で稼働を開始した、と発表した。この新型ステーションは、複数のブランドや異なる車種に対応した自動バッテリー交換を可能にしている。
NIOや傘下のONVOブランドをはじめ、すべてのバッテリー交換の戦略パートナーが利用可能。ガソリン補給よりも便利なバッテリー交換を可能にした、と自負する。
この「Power Swap Station 4.0」は、6つの超広角FOV LiDARと4つのOrin Xチップを標準装備し、合計1016TOPSの計算能力を実現している。ユーザーはセンターディスプレイに触れるだけで、自動でバッテリー交換を開始でき、車内にいなくても操作が可能。第3世代より22%高速化され、2分24秒で交換が完了する。バッテリー収納部は23個のバッテリーを収容でき、1日最大480回の交換が可能。速度と容量の両面で次のレベルに引き上げられたという。
新型バッテリー交換ステーションと同時に、640kWの水冷式パワーチャージャーも発表された。最大電流765A、電圧1000V。NIOが開発した水冷式充電ケーブルは2.4kgと軽量で、片手で操作できる。