2分半で交換可能…NIOが第4世代のバッテリー交換ステーションを稼働

NIOの第4世代のバッテリー交換ステーション
NIOの第4世代のバッテリー交換ステーション全 1 枚

中国のNIO(蔚来汽車)は6月13日、第4世代バッテリー交換ステーションが中国で稼働を開始した、と発表した。この新型ステーションは、複数のブランドや異なる車種に対応した自動バッテリー交換を可能にしている。

NIOや傘下のONVOブランドをはじめ、すべてのバッテリー交換の戦略パートナーが利用可能。ガソリン補給よりも便利なバッテリー交換を可能にした、と自負する。

この「Power Swap Station 4.0」は、6つの超広角FOV LiDARと4つのOrin Xチップを標準装備し、合計1016TOPSの計算能力を実現している。ユーザーはセンターディスプレイに触れるだけで、自動でバッテリー交換を開始でき、車内にいなくても操作が可能。第3世代より22%高速化され、2分24秒で交換が完了する。バッテリー収納部は23個のバッテリーを収容でき、1日最大480回の交換が可能。速度と容量の両面で次のレベルに引き上げられたという。

新型バッテリー交換ステーションと同時に、640kWの水冷式パワーチャージャーも発表された。最大電流765A、電圧1000V。NIOが開発した水冷式充電ケーブルは2.4kgと軽量で、片手で操作できる。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る