米トヨタ、「V2G」技術の共同研究を開始…EV『bZ4X』を使用

トヨタ『bZ4X』を使用して行うV2G技術の共同研究
トヨタ『bZ4X』を使用して行うV2G技術の共同研究全 1 枚

トヨタ自動車の米国部門は6月17日、EVからグリッドへの電力供給(V2G)技術の共同研究を、エネルギー企業のPepcoと米メリーランド州で開始した。電動SUV『bZ4X』を使用して行う。

この協力により、EV所有者が車両のバッテリーを充電するだけでなく、電力を地元のエネルギーグリッドに送り返すことが可能になる技術を研究する。V2G技術は、エネルギーの信頼性と回復力の向上、再生可能エネルギーの統合、電気料金の削減の可能性を通じて顧客に利益をもたらす可能性がある。

この協力は、EV所有者の充電習慣や車両使用状況を理解することを目的としており、V2G技術の普及を促進するために重要という。現在、約80%のユーザーが夜間に自宅でEVを充電しており、エネルギー需要が低い時間帯に充電している。双方向の電力供給が可能になれば、これらの車両はピーク需要時や厳しい天候時などに電力を地元のエネルギーグリッドに送り返すことができる。

メリーランド州は全米で最も急速に成長しているEV市場の一つであり、2025年までに30万台のEVを走らせることを目指している。Pepcoはモンゴメリー郡とプリンスジョージズ郡に250台のEV充電器を設置することで、この取り組みを支援している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 米倉涼子と覚醒剤オトコとヤナセの関係---『FRIDAY』
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 放置した夏の汚れがニオイに変わる前に! プロ目線で学ぶ車内清掃の正解~Weeklyメンテナンス~
  5. 名車復活! ホンダ『CB1000F』11月14日発売が決定、価格は139万7000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る