NVIDIAがセンサーシミュレーション活用の新サービス発表…自動運転車などの開発に

物理的に正確なセンサーシミュレーションを活用する新たなマイクロサービス「NVIDIA Omniverse Cloud Sensor RTX」のイメージ
物理的に正確なセンサーシミュレーションを活用する新たなマイクロサービス「NVIDIA Omniverse Cloud Sensor RTX」のイメージ全 1 枚

エヌビディア(NVIDIA)は6月17日、物理的に正確なセンサーシミュレーションを活用する新たなマイクロサービス「NVIDIA Omniverse Cloud Sensor RTX」を発表した。

このサービスは、自動運転車、ロボットアーム、モバイルロボット、ヒューマノイドおよびスマートスペースのAI開発を加速させることを目的としている。

センサーは数十億ドル規模の成長が著しい産業であり、自動運転車やヒューマノイド、産業用マニピュレーター、モバイルロボット、スマートスペースに物理世界を理解し、情報に基づいた意思決定を行うためのデータを提供する。NVIDIA Omniverse Cloud Sensor RTXにより、開発者は現実世界での展開前に、物理的に正確でリアルな仮想環境上でセンサーの知覚と関連するAIソフトウェアの大規模テストを実施することが可能になる。これにより、安全性を高めつつ、時間と費用を節約できる。

この新サービスは、OpenUSDフレームワーク上に構築され、NVIDIA RTXレイトレーシングとニューラルレンダリング技術を搭載している。ビデオ、カメラ、レーダーおよびLiDARを通じて得られる現実世界のデータと合成データを組み合わせることで、仮想環境の作成を加速する。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る