BMW X3 新型にPHEV「30e xDrive」、EVモードの航続は90kmに拡大…欧州設定

BMW X3 新型のPHEV「30e xDrive」
BMW X3 新型のPHEV「30e xDrive」全 5 枚

BMWは6月19日、SUVの『X3』新型に、欧州でプラグインハイブリッド(PHEV)の「30e xDrive」を設定すると発表した。

写真:BMW X3 新型のPHEV「30e xDrive」

●システム出力は299hp

30e xDriveには、2.0リットルの直列4気筒ガソリンエンジンと、8速ステップトロニックトランスミッションに統合された電動モーターを組み合わせたPHEVシステムを搭載している。システム出力は最大で299hpに達する。

最新世代のBMW eDrive技術とアダプティブ回生システムにより、30e xDriveはWLTPサイクルのEVモード航続が、最大90kmに拡大した。また、出力11kWのAC充電を可能にするコンバインドチャージングユニットを搭載しており、スマート充電にも対応している。

●標準装備が大幅に充実

新型は、従来モデルと比べて標準装備が大幅に充実している。3ゾーン自動エアコン、アコースティックガラス、コンフォートアクセス、自動テールゲート、アラームシステム、BMWライブコックピットプラス(クラウドベースのBMWマップナビゲーションシステム付き)などが含まれる。さらに、ウェルカム&グッバイアニメーション付きのアンビエントライト、ワイヤレス充電機能付きトレイ、Bluetoothインターフェース、4つのUSB-Cポート、センターコンソールとラゲッジコンパートメントに12V電源ソケットを標準装備している。

オプションのBMWライブコックピットプロフェッショナルには、BMWヘッドアップディスプレイとコントロールディスプレイの拡張ビュー機能が追加される。新しい装備パッケージも用意されており、プレミアムパッケージにはランバーサポート、ハーマンカードン製サラウンドサウンドシステム、トラベル&コンフォートシステム、アダプティブLEDヘッドライトがセットされる。コンフォートパッケージには、リアサイドウィンドウ用サンブラインド、フロントのアクティブシートベンチレーション、リアシートヒーターが付く。

●iDriveシステム・ホーム画面のQuickSelect機能

最新のBMW iDriveシステムを搭載しており、QuickSelect機能により直感的に操作できる。新しいホーム画面は、縦に並んだ機能アイコンを同じレベルで表示し、サブメニューに入らずに機能を直接起動できる。BMWオペレーティングシステム9をベースにしており、追加のデジタルサービスをカスタマイズすることが可能だ。

BMWデジタルプレミアムは、特定のアプリをサブスクリプションベースで車内で使用できるようにする。音楽ストリーミングに加え、ビデオストリーミングオプションも豊富で、AirConsoleを通じてゲームも楽しめる。

また、Apple CarPlayとグーグルAndroid Autoのスマートフォン統合を標準装備しており、BMW IDとMy BMWアプリを使用してユーザーエクスペリエンスをパーソナライズできる。さらに、My BMWアプリを使用して、iOSまたはAndroidを搭載したスマートフォンやApple WatchでBMWデジタルキーPlusを設定することも可能、としている。

《森脇稔》

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