【ホンダ フリード 新型】e:HEVを初搭載、2タイプ設定で価格は250万8000円から

ホンダ・フリード 新型
ホンダ・フリード 新型全 11 枚

ホンダは、コンパクトミニバンの『FREED(フリード)』新型を6月28日に発売する。3代目となる新型は「“Smile” Just Right Mover(“スマイル” ジャストライトムーバー)」をグランドコンセプトに掲げ、日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマをめざして開発された。


◆全長の拡大は45mm

先代モデルで好評だった取り回しのしやすいボディサイズを維持しつつ、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV(イーエイチイ―ブイ)」を搭載しながらも、全長の拡大は45mm(3列シートの場合)に留めた。1列目シートの形状を工夫し、ウォークスルーや2列目シートへのアクセス性を向上させ、使い勝手を高めた。

インホイールメーターの採用により、水平基調でノイズレスなダッシュボードを実現。前方視界をすっきりとさせ、ベルトラインを水平基調とすることで、全席で明るく開放感のある空間を提供する。フロントピラーの付け根をタイヤの真上に配置し、車幅がつかみやすいデザインとした。また、フロントピラーの一本化やドアミラーの位置変更により、ななめ前方の視界を向上させた。

3列目シート仕様では、シート構造部の軽量化と薄型化を実現。シート跳ね上げ時の固定位置を低くし、荷室への張り出し量を最小限に抑えたことで、荷室の使いやすさと自由度が向上している。

◆AIR(エアー)CROSSTAR(クロスター)の2タイプを設定

デザイン面では、上質で洗練された「FREED AIR(フリード・エアー)」と、力強く遊び心に溢れる「FREED CROSSTAR(フリード・クロスター)」の2タイプを設定。エクステリアはシンプルかつ上質な造形とし、信頼感と使い勝手の良さを感じさせるスタイリングを目指した。

フリードクロスターは、専用のブラックフロントバンパーやホイールアーチプロテクター、高輝度シルバーの専用フロントグリルなどを採用し、アクティブな活動を後押しする力強さを表現している。

インテリアは視覚的ノイズを減らし、ストレスなく操作できるシンプルな構成とした。7インチTFT液晶メーターは必要最小限の情報を表示し、見やすさとわかりやすさを追求。センターパネルは運転に関する操作スイッチと空調スイッチを左右でゾーニングし、直感的な操作を可能にしている。

ホンダ・フリード CROSSTARホンダ・フリード CROSSTAR

◆運転に不慣れな人でも安心して運転

新型フリードは、運転に不慣れな人でも安心して運転できるよう、ボディ剛性バランスを適正化し、ドライバーの意思に忠実に応えるハンドリング性能を追求した。また、サスペンションのフリクションを低減し、荒れた路面の走行や段差を乗り越す際の振動を抑制することで、快適な乗り心地に配慮した。

◆2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載

パワートレインには、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」をフリードとして初めて搭載。1.5L DOHC i-VTECエンジンを搭載したガソリンモデルもラインアップされている。e:HEVモデルのエンジンは、先代ハイブリッドモデルに対して燃焼を高速化し、フリクションを低減することで最大熱効率を40%以上に引き上げた。これにより、走りと燃費を高い次元で両立させた。

ガソリンモデルでは、静粛性に優れたポート噴射エンジンを採用し、CVTのフリクション低減により伝達効率を向上。ローレシオ設定により、多人数乗車時にもスムーズな加速を提供する。

ホンダ・フリード AIRホンダ・フリード AIR

さらに、ホンダ独自の「リアルタイムAWD」をハイブリッド・ガソリン両モデルに設定。雪上走行や悪天候時にも安定したドライビングをねらった。特にe:HEVとの組み合わせでは、大トルクを素早く最適に駆動配分することで、さまざまな路面環境で安定感のある走りが期待できる。

◆Honda SENSINGを全タイプに標準装備

また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備。フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムを採用し、さらなる安心・安全を追求している。

価格はハイブリッドシステムe:HEV搭載モデルが285万7800円から343万7500円、通常のガソリンモデルが250万8000円から308万7700円。販売計画台数(月間)は6500台だ。また、フリード・クロスターをベースに、スロープ車とリフトアップシート車も設定されている。

《レスポンス編集部》

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