VW『ゴルフR』改良新型はワゴンの「ヴァリアント」にも設定…333馬力ターボ搭載

フォルクスワーゲン・ゴルフR ヴァリアント 改良新型
フォルクスワーゲン・ゴルフR ヴァリアント 改良新型全 5 枚

フォルクスワーゲンは6月26日、『ゴルフRヴァリアント』(Volkswagen Golf R Variant)改良新型を欧州で発表した。「ゴルフ・ヴァリアント」ベースの高性能モデルだ。

ドイツ本国仕様には、アダプティブシャシーコントロール(DCC)が搭載されている。DCCは路面状況や走行状況に応じて連続的に反応し、ステアリング、ブレーキ、加速操作などを考慮して最適化される。この技術により、高い快適性と最適なダイナミクスを両立しているという。

2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンの最大出力を333psに強化した。7速DSGと4MOTION全輪駆動システムを通じてパワーを伝達する。Rパフォーマンストルクベクタリングにより、後輪への駆動力を個別に配分し、コーナリング時の安定性と機敏性を向上させる。最大トルクは420Nmで、最高速度は250km/h。オプションのRパフォーマンスパッケージを選択すると、最高速は270km/hまで引き上げることができる。

改良新型ゴルフRヴァリアントは、LEDプラスヘッドライト、イルミネーション付きVWエンブレム、バンパー内のエアカーテン、そして新しいLEDテールライトクラスターを備えた新しいフロントが特徴だ。オプションの新しい19インチの「ヴァルメナウ」鍛造ホイールは、1本あたり8kgの軽量設計で、効率的なブレーキ冷却を実現している。

改良新型ゴルフRヴァリアントは、日常の走行とスポーティな走行のバランスを追求している。後部座席を折りたたんだ場合、最大荷室容量は1642リットルと広い収納スペースを持つ。

インフォテインメントシステムのハードウェアとソフトウェアも刷新された。フォルクスワーゲン車の中で最大の10.9インチディスプレイが搭載されている。新しいグラフィックスとメニュー構造により、タッチディスプレイの操作性が向上した。オートエアコンや音量調整のためのイルミネーション付きタッチスライダーや、AIベースのソフトウェア「ChatGPT」を利用する音声アシスタントIDAも新たに開発された。さらに、タッチステアリングホイールのレスポンスも最適化されている。

ドライバー正面には、ディスプレイ対角26cmの最新デジタルコックピットプロが搭載されている。このデジタルコックピットプロは、クラシックビューに加え、R専用デザインの中央円形回転計や水平回転計表示のRビューが特徴だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る