VWグループの「CARIAD」、Dockerと提携でソフトウェア開発を加速

VWグループの「CARIAD」とDockerが提携
VWグループの「CARIAD」とDockerが提携全 1 枚

フォルクスワーゲングループ傘下のソフトウェア企業「CARIAD」は6月26日、自動車向けソフトウェアの開発を加速するためにDockerと提携した、と発表した。

Dockerは、アプリケーションを環境から隔離して実行できる軽量でポータブルなコンテナを作成する技術を手がける企業。Dockerが開発したオープンソースソフトウェア「Docker Engine」により、ツールチェーンをカプセル化し、異なる環境間で再現可能に移動させることが可能とになるという。

CARIADのPMT(プロセス、メソッド、ツール)ソフトウェアファクトリーチームは、フォルクスワーゲングループ全体のWindowsグループオフィスクライアントにおいて、初めてDockerの使用を可能にするという重要なマイルストーンを達成した。

Dockerとの提携により、CARIADは包括的なセキュリティコンセプトとホワイトペーパーを作成し、CARIAD以外でもツールの導入と運用のガイドおよびマニュアルとして機能するようにする。このチームは、Windows 11への移行とGOCでのWindowsコンテナの使用に関しても、最適化を進める。また、さまざまな開発チームがビルドコンテナの作成と開発を支援している。

CARIADでは、現在の開発プロジェクトに必要なツールがコンテナ内で事前にカスタマイズされ、隔離された状態で提供される。これにより、各従業員がツールを再インストールおよびカスタマイズする必要がなくなる。セキュリティの脆弱性は一度特定して修正すれば、すべての従業員が更新されたDockerコンテナを簡単に利用できるという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る