ワゴンもA4から改名、新型アウディ『A5アバント』正式発表

アウディ A5アバント
アウディ A5アバント全 8 枚

アウディは7月16日、新型ワゴンの『A5アバント』を欧州で発表した。『A4アバント』の後継モデルになる。

写真:アウディA5アバント

アウディは2024年から順次、車両の命名規則を変更し、電動モデルには偶数、内燃エンジン車には奇数を使用することを決定。A4は今回のフルモデルチェンジを機に、セダン、ワゴンともにA5へと改名された。

A5アバントは、ダイナミックで引き締まったルーフラインが特徴。スポーティなフラットリアウィンドウにシームレスに統合されたルーフスポイラーを備えている。傾斜の強いDピラーが、A5アバントのダイナミックなサイドビューを強調している。

アウディ A5アバントアウディ A5アバント

スリムで独立したMMIパノラマディスプレイは、OLED技術を採用。11.9インチのバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成されている。オプションで10.9インチのMMIフロントパッセンジャーディスプレイも用意された。A4アバントと比較してさらに進化したヘッドアップディスプレイも搭載しており、初めて車両やインフォテインメント機能をヘッドアップディスプレイで操作できるようになった。

A5アバントには、48Vのオンボード電気システムに基づく新世代のマイルドハイブリッド「MHEVプラス」システムが搭載されており、内燃エンジンをサポートしながらCO2排出量を削減し、性能を向上させている。パワートレインジェネレーター(PTG)は部分的な電動走行を可能にし、燃料消費の削減に貢献している。

アウディ A5アバントアウディ A5アバント

エントリーレベルのガソリンエンジンは2.0TFSIで、150psと204psの2つのバリエーションがある。これらのエンジンは、可変タービンジオメトリ(VTG)を備えたターボチャージャーを搭載し、低負荷時に燃費効率を高めた。150ps仕様は前輪駆動モデルとなり、204ps仕様は前輪駆動またはクワトロウルトラが選択できる。

ディーゼルの2.0TDIエンジンは204psを発揮し、MHEVプラス技術により新しい基準を設定している。このエンジンは、シリンダー圧力センサーやツインドージング排気ガス制御、2つのバランスシャフトを備え、滑らかなエンジン回転を実現している。トルクは1750~3250rpmの間で400Nmを発揮し、デュアルクラッチギアボックスと前輪駆動またはクワトロウルトラを組み合わせる。48VのMHEVプラスシステムにより、CO2排出量が削減され、エンジンスタート時の反応時間が短縮され、車両の敏捷性が向上している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「次に必要なものを、いま創る」3Mが描く、素材から変えるモビリティの未来PR
  2. NSXのエンジン内部もアプリで見れる! シミュレータアプリ「Trans4motor R」配信開始
  3. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  4. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  5. 5000万円超えの「911」、F.A.ポルシェ生誕90年記念の『911 GT3』発表…世界90台限定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る