電動『Gクラス』でゴルフ選手権に参戦!? 587馬力でトロフィーを運ぶ

メルセデスベンツGクラスのEV「G580 with EQテクノロジー」
メルセデスベンツGクラスのEV「G580 with EQテクノロジー」全 5 枚

メルセデスベンツは7月16日、ゴルフメジャー選手権「第152回The Open」の開幕に合わせて、同大会のゴルフトロフィーを『Gクラス』のEVで英国スコットランドに届け、大会の開始を祝った。

前回大会の優勝者であるブライアン・ハーマン選手が、GクラスのEVでトロフィーを運び、The R&A(ザ・ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュース)のマーティン・スランバーズCEOに手渡した。

メルセデスベンツは2011年以来、「The Open」の公式パートナーを務めており、選ばれたゲストや選手、役員のためにプラグインハイブリッド車(PHEV)やEVを含む専用シャトル車両を提供している。今年の大会では、メルセデスベンツのシャトル車両に公式アプリを搭載する特別な試みも行われ、顧客がリアルタイムで大会をフォローし、その魅力を体験できるようになった。これにより、メルセデスベンツの車両は単なる移動手段ではなく、拡張された生活空間としての役割を果たすことが強調された。

「The Open」は、ゴルフのメジャー大会の中で唯一アメリカ国外で開催されるものだ。2024年の大会はトゥルーンで10回目の開催となる。大会は7月21日まで行われ、ゴルフとライフスタイルの融合をテーマにした特別なキャンペーンも展開される予定だ。

メルセデスベンツGクラスのEV「G580 with EQテクノロジー」メルセデスベンツGクラスのEV「G580 with EQテクノロジー」

GクラスのEVは、「G580 with EQテクノロジー」を名乗る。4輪の近くに4つの電気モーターを搭載するEVで、4つのモーターはラダーフレームに組み込まれ、フロントとリアのアクスルにそれぞれ2個ずつ搭載されている。これらは短いハーフシャフトを介して駆動されるため、リアの電気モーターもシャシーにボルトで固定することを可能にした。

それぞれのモーターの最大出力は147hpで、システム全体のパワーは587hp。最大トルクは118.7kgmを引き出す。ESPやセントラル・パワートレイン・コントロール(CPC)との連携により、トルクは常にトラクションを必要とする車輪に正確に供給される。

G 580 with EQテクノロジーは、0-100km/h加速が4.7秒。最高速はリミッターにより180km/hに制限される。バッテリーの蓄電容量は116kWh。これにより、1回の充電での航続は、WLTPサイクルで最大473kmに到達する。最大200kWの急速充電を利用すれば、バッテリー容量の10~80%への充電は約32分で完了する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
  2. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  3. 「洗車の日」企画:ユーザーが知りたいケミカル用品と洗車機の進化
  4. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  5. ホンダ『モンキー』イベントに過去最高の550台超が集結!「自腹」でも続ける「二輪文化継承」への思い
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る