「電動スポーツカーの新時代を切り拓く」アルピーヌ A290、フランスで受注開始

アルピーヌ A290
アルピーヌ A290全 4 枚

アルピーヌは7月30日、新型電動スポーツカー『A290』の受注をフランス本国で開始した。現地ベース価格は3万8700ユーロ(約626万円)と発表されている。

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A290はアルピーヌらしい性能、機動性、直感的な運転感覚を備え、電動スポーツカーの新時代を切り拓くモデルという。

ルノーの新型『5』をベースにしたボディは、全長3990mm、全幅1820mm、全高1520mm、ホイールベース2530mmとコンパクトなサイズでありながら、5ドア・5シーターの実用性も兼ね備える。車両重量は1479kgで、300Nmのトルクを発揮するモーターにより、0-100km/h加速は6.4秒を実現。マルチリンクリアアクスルと4つの油圧サスペンションバンプストップにより、スポーティな走行感覚と日常の快適性を両立している。

デザイン面では、フルLEDライトのダブルXモチーフが特徴的で、ラリーカーのライトに貼られた粘着テープを彷彿とさせる。フロントバンパーやリアディフューザーのデザインは『A110』からインスパイアされており、ブレンボ製4ピストンモノブロックフロントブレーキキャリパーを採用している。19インチのホイールとツートンボディカラー(ブラックルーフ)がスポーティな外観を完成させている。

A290はディープブラック(標準)、アルピーヌビジョンブルー、マットトルネードグレー、パールセントホワイトの4色展開。インテリアはグレインコートテキスタイル/ブルーファブリックやエヴェグレー/ディープブルーナッパレザーのツートン仕上げが選べ、A290のバックライト付きダッシュボードやカスタマイズ可能な照明が特徴だ。

センターコンソールはA110のデザインを踏襲し、RNDトランスミッションコントロールを組み込んでいる。専用の3スポークスポーツステアリングホイールには、F1の世界から取り入れたRCH(リチャージ)ロータリーノブとOV(オーバーテイク)ボタンが装備されている。

A290は、180hpのモーターと52kWhのバッテリーを搭載した「A290 GT」がベースグレードだ。ミシュランスポーツEVタイヤと19インチのアイコニックアルミホイールが標準装備されており、11kWの双方向AC充電器と100kWのDC急速充電に対応している。

インテリアはブルーのコートファブリックで仕上げられ、ナッパレザーのスポーツステアリングホイールとダッシュボードにはフランス国旗が飾られている。前席シートヒーター、ティンテッドウィンドウ、オートエアコン、アンビエントライトが標準装備されている。コネクティビティ面では、10.1インチの高解像度スクリーンを備えたアルピーヌポータルシステムが搭載され、Google Automotive Services(マップ、ボイスアシスタント、Google Play)を利用できる。アダプティブクルーズコントロールやバックカメラも標準装備されている。

《森脇稔》

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