コンチネンタル、新型エアスプリング『N7』発表へ…アウトメカニカ フランクフルト 2024

コンチネンタル、新型エアスプリング『N7』発表へ
コンチネンタル、新型エアスプリング『N7』発表へ全 1 枚

コンチネンタルは、9月10日にドイツで開幕する「アウトメカニカ フランクフルト2024」において、新型『N7』エアスプリングシステムを初公開する(8月2日発表)。

この展示会は、自動車アフターマーケットにおける最も重要な業界イベントのひとつ。コンチネンタルは、この展示会を通じてN7エアスプリングのコスト効果と高性能をアフターマーケット、フリート、運送業者の顧客に示す予定だ。

N7は、過去2年間にわたり主要なヨーロッパの商用車メーカーのトラックに装着されてきた「Tough RuNR」エアスプリングの同一スペアパーツ。Tough RuNRシステムは、世界中の短距離、中距離、長距離ルートでその信頼性を証明してきた。現在、アフターマーケットでも利用可能となり、耐久性が製品の競争力と総所有コストを決定する重要な要素となっている。

コンチネンタルのOEM製品ラインは、ヨーロッパの商用車メーカーのモデルに対する交換用エアスプリングの90%以上をカバーしており、ほぼすべての一般的なトラックアクスルアプリケーションに対応しているという。

過去、商用車のワークショップは、寒冷な気候条件に耐える天然ゴム製のエアスプリングか、高温、オゾン、紫外線(UV)、化学物質などの厳しい環境条件に耐える合成クロロプレンゴム製のエアスプリングのどちらかを選択する必要があった。コンチネンタルのコンチテックグループの素材チームは、Tough RuNRおよびN7エアスプリングにおいて、合成ゴムを特に高性能なエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴムで強化した天然ゴムに置き換えた。その結果、この製品はアラビア砂漠やスバールバルの雪道など、さまざまな気候条件に耐えることができる。これにより、トラックが寒冷または高温の環境に定期的にさらされる運送会社にとって、有力な選択肢になるという。

また、N7エアスプリングは、その耐久性のある材料特性により、持続可能な投資となるだけでなく、主要成分として天然ゴムを使用することで、クロロプレン製エアスプリングに比べて化合物の炭素フットプリントを50%削減している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る