BMWのヒューマノイドロボット、自動車部品の組み立てに成功

BMWの生産ラインに導入されるヒューマノイドロボット「Figure02」
BMWの生産ラインに導入されるヒューマノイドロボット「Figure02」全 4 枚

BMWグループは8月6日、生産ラインにヒューマノイドロボットを導入する試験運用を米国スパータンバーグ工場で初めて実施した、と発表した。

BMWの生産ラインに導入されるヒューマノイドロボット「Figure02」

カリフォルニアの企業Figureが開発した最新のヒューマノイドロボット「Figure 02」は、特定の治具に金属板を挿入し、それがシャシーの一部として組み立てられる工程を成功させた。この工程を完了するためには、ロボットに高い器用さが求められる。

同時に、ロボットの使用は従業員が体に負担のかかる作業を避ける助けにもなる。BMWグループはFigureと協力し、ヒューマノイドロボットが自動車生産に安全に使用できるかどうかをテストし評価している。

BMWの生産ラインに導入されるヒューマノイドロボット「Figure02」BMWの生産ラインに導入されるヒューマノイドロボット「Figure02」

BMWの未来の生産ビジョン「iFACTORY」の中心には、効率性、デジタル化、持続可能性がある。試験運用中に、BMWグループは既存の生産システムに多目的ロボットを統合するための要件について貴重な知見を得た。これには、ヒューマノイドロボットが実際の条件下でシステムとどのようにコミュニケーションを取るかが含まれる。初めての自動車生産への使用後、BMWグループとFigureの専門家は、将来の生産への応用に向けてFigure 02を準備し、得られた知見に基づいてロボットをさらに開発する。

Figure 02は二足歩行と高度な器用さの組み合わせにより、物理的に厳しい、安全でない、または反復的なプロセスでの使用に適合し、作業者のエルゴノミクスと安全性を向上させるとする。Figure 02は、前モデルの3倍の処理能力、改良された音声通信、優れたカメラ、マイク、センサー、高性能バッテリー、そして16方向に自由に動かせる第4世代の人間並みの手を備えているという。

現在、スパータンバーグ工場にはFigure AIロボットは存在せず、Figureロボットを工場に導入するための明確なタイムテーブルも設定されていない。BMWグループはFigureと協力し、Figure 02ロボットのデータ収集とトレーニング能力を継続的に向上させる予定だ。

《森脇稔》

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