IDOM CaaS Technology(ICT)とスマートドライブは、車両走行データを活用し、新しい「マイ・カーライフ」の促進を目的とする協業を開始する(8月5日発表)。
●マイカーを所有するハードルが高い
モビリティ業界は現在、100年に1度と言われる変革期を迎えており、コロナ禍を経て、社会情勢や生活環境の変化、金銭面での不安から、個人がマイカーを所有するハードルが高まっている。今回の協業は、中古車販売大手のガリバーから誕生したICTと、移動データの分析を得意とするスマートドライブが手を組み、手軽でフレキシブルなマイ・カーライフを目指すものだ。
●走行データを分析する
ICTが展開するクルマのサブスクリプションサービス「ノレル」などを通じて提供されるカーリースやレンタカーの走行データを、スマートドライブのデバイスを通じて収集・分析。これにより、車両の情報や安全運転度合に応じた新たな与信評価を行い、ドライバーの優遇など新たなカーファイナンスサービスを実現する。これにより、クルマの貸し手、借り手、ユーザー全てにメリットをもたらすエコシステムの構築が進められる。
今回の協業では、利用者の行動データに基づいた「大事にクルマに乗っていただける方が得をする」新たなサービスの実現を目指す。ICTの与信育成事業では、従来のオートローンやカーリースの信販審査で否認される方にも、独自の与信審査技術を用いてレンタカーやリースで車を貸し出すサービスを提供しているが、スマートドライブの運転傾向データを組み合わせることで、与信モデルの独自性向上を図る。