ダッジ『チャージャー』新型、EVでも響く”排気音”の秘密は世界初の「Fratzonic」システムにあり

Fratzonic Chambered Exhaustが搭載される「チャージャーデイトナ」のリアバンパー下部
Fratzonic Chambered Exhaustが搭載される「チャージャーデイトナ」のリアバンパー下部全 12 枚

ステランティス傘下のダッジブランドは、EVの新型ダッジ『チャージャー・デイトナ』向けに「Fratzonic Chambered Exhaust」システムを開発した、と発表した。

この特許出願中のシステムは、従来のEVの概念を打ち破り、『チャージャー・デイトナ R/T』および『チャージャー・デイトナ・スキャットパック』に独自のサウンドを提供する。

ダッジ・チャージャー 新型で復活した伝統の“Fratzog”ロゴダッジ・チャージャー 新型で復活した伝統の“Fratzog”ロゴ

Fratzonicという名称は、ダッジの歴史的な“Fratzog”ロゴに由来しており、新世代のダッジ車両のシンボルとして新型チャージャーに掲げられる。2022年8月に発表された『チャージャー・デイトナ SRTコンセプト』では、Fratzonic Chambered Exhaustのプロトタイプが装着されていた。ダッジブランドはその後もシステムの性能を微調整し、新型ダッジチャージャーへの採用が実現した。

Fratzonic Chambered Exhaustシステムは、アクセルペダルの位置、速度、トルク出力などのドライバーおよび車両の入力を取り込み、チャージャー・デイトナの独自のパフォーマンストーンを提供する。特にサーキットや高速走行時には、ドライバーに重要なフィードバックをもたらし、車内の没入感を高める。

ダッジ・チャージャー 新型の「デイトナ・スキャットパック」ダッジ・チャージャー 新型の「デイトナ・スキャットパック」

デュアルの高効率広帯域トランスデューサーとデュアルFratzonic Chamber-loadedパッシブラジエーターを備え、最大600Wの専用アンプを搭載。4つのカスタム設計されたエラストマーアイソレーターブッシングがシステムを支え、内燃機関の排気システムのアイソレーターと同様に機能し、車両の性能プロファイルをさらに強化。ダッジのDNAに沿った深い轟音と触覚的なフィードバックを生成する。

12.3インチのセンタータッチスクリーンからモード変更が可能で、スポーツモードでは中程度の音量、ドラッグ、ドリフト、ドーナツ、トラックモードではより大きな轟音を発揮。EVならではのステルスモードも利用可能だ。

Fratzonic Chambered Exhaustは、チャージャー・デイトナのリアバンパー下部に配置される。搭載車はFratzonicのロゴで識別が可能となっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る