VW『ポロ』後継EV、プロトタイプを初スクープ! 航続、サイズ、価格はどうなる?

VW ID.2 プロトタイプ
VW ID.2 プロトタイプ全 18 枚

フォルクスワーゲン(VW)が開発中の小型EV、『ID.2』のプロトタイプをカメラが初めて捉えた。ID.2は2023年4月に『ID.2オール』コンセプトとして予告された小型EVだ。現在、VW「ID」シリーズには小型車セグメントのモデルはなく、これが初の導入となる。

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、兄貴分『ID.3』のボディをまとったテスト車体だが、ホイールベースはID.3より短く、それに伴い後部ドアも短く処理されている。また足回りにも、姉妹会社の「クプラ」から流用された20インチの大径ホイールが装着されている。

VW ID.2 プロトタイプVW ID.2 プロトタイプ

最大の注目は、充電ポートの位置で、ID.3が助手席側リアフェンダーにあるのに対し、このプロトタイプは助手席側のフロントフェンダーに配置されていることだ。

市販型ID.2の基本骨格は「MEBエントリー」アーキテクチャを採用する。これは、これまでの「MEB」プラットフォームの最適化&低コストバージョンで、個別の設計変更に対してより柔軟だ。

そして電気モーターについて、現在EVの大半がリアマウントであるのに対し、フロントにマウントしたシングルモーターパワートレインで動作する。このことにより製造工程の簡素化が可能になるだけでなく、従来人気の内燃機関モデルのような、ユーザーより馴染みのある車体プロポーションとドライビングダイナミクスを手に入れるのだ。

VW ID.2 プロトタイプVW ID.2 プロトタイプ

ID.2市販仕様のボディサイズは4.4mと予想され、50~80kWhのバッテリーを搭載、最高出力222psを発揮、WLTPサイクルでは最大450km以上、より厳しいEPAサイクルでも400km以上の走行が可能となる。

ID.2は実質的に内燃機関を搭載した『ポロ』の後継モデルとなり、価格はVWの予告通りなら2万5000ユーロ(約410万円)以下が期待できる。ワールドプレミアは、最速でも2025年末とされ、発売後はクロスオーバーの『ID.2X』、さらにIDファミリー最小となる『ID.1』も計画されている。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る