[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ ルーミー(村上友和さん)by Warps 前編

[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ ルーミー(村上友和さん)by Warps 前編
[Pro Shop インストール・レビュー]トヨタ ルーミー(村上友和さん)by Warps 前編全 7 枚

イベントで聴いたオーディオカーのサウンドに影響を受けて、愛車のルーミーへのオーディオインストールを開始した村上さん。広島県のWarpsでデモカーやデモボードでさまざまなユニットを見て聴いて、自分ならではのシステム&インストールを施すことになった。

【画像全7枚】

◆フォーカルの充実の中低域を補うため、ハイスペックなサブウーファーを導入

カーイベントで出会ったオーディオカーを聴いたとき「クルマでもこんなすごい音が出るんだ」と驚いたことがきっかけとなり愛車の高音質化をスタートさせることを決意した村上さん。まずは愛車のルーミーに対して取り組んだのがフロントスピーカーのグレードアップだった。フロントスピーカーについては後編で詳しくお伝えするが、選んだのはフォーカルのK2パワーシリーズ・3ウェイ。このスピーカーは“低音がきっちり出る”ことが気に入っての導入となった。

そんなフォーカルK2パワーの心地良い低音再生をさらに強化するために採用したのがキッカーのサブウーファーだった。チョイスしたのはキッカー自慢の角形サブウーファーであり、伝統のハイエンドモデルとなっているL7(10インチモデル)。高精度なユニットを用いてクオリティの高い低音再生を目指した。

ラゲッジに収まるサイズ感のエンクロージャーを用いて、充実の低音を響かせるこのサブウーファー、パワーアンプには同じくキッカーのCXA800.1をチョイス。余裕のパワーで駆動することで、低音の質感をさらにアップさせている。またパワーアンプの設置は助手席下のデッドスペースを用いているので、車内をスポイルすることも無い。これもオーナーが望んだ取り付けスタイルだった。

◆パワーアンプ×2台を積層したシート下設置、スペース効率の高い取り付けはオーナーの望み

フロント3ウェイ+サブウーファーのシステムを組んだ村上さん。ここまでのシステムとなるとパワーアンプなどのユニット群は数多くなりヘビーになりがちだ。しかしこのクルマでは、なるべくシンプル&コンパクトに取り付けをこなしたいと願ったことからシート下のデッドスペースをうまく利用したインストールが実施された。

フロントスピーカーを駆動しているパワーアンプは2台。ツイーターとミッドバスをドライブするのはブラムの4チャンネルパワーアンプであるLA4100。4×100Wのスペックを持つモデルで、シート下にもう一台のパワーアンプとDSPを3層に積み重ねるようにしてインストールしている。

ミッドレンジをドライブしているのはPHDのパワーアンプだ。こちらは先に紹介したブラムのパワーアンプの下段に取り付けられているのがシートの隙間からわずかに見える。シート下スペースを研究してピタリと収める取り付けを工夫したこのインストール。オーナーが望んだ通りに2台のパワーアンプをコンパクトに収めた取り付けが見どころとなった。

◆DSPもパワーアンプの上にステーを介して設置、複数ユニットをシート下に収めたアイデアが見どころ

3台のパワーアンプを接続してフロント3ウェイ+サブウーファーのシステムを組んだ村上さんのルーミー。システムをコントロールする司令塔として選んだのはビーウィズのセカンドブランドであるプラグ&プレイブランドがラインアップするPLUG&PLAY DSP。8チャンネルのコントロールが可能なDSPであり、3ウェイ+サブウーファーをフルでコントロールすることができる。

このユニットもデッドスペースを利用した取り付けが印象的。先に紹介したブラムのパワーアンプの上にブラケットをワンオフして取り付け。シート下に隠れるスタイルで普段のドライブ中はその存在感はほぼ無い。もともとコンパクトなユニットではあるがシート下にパワーアンプ×2台、DSPがインストールされているスペース効率は注目に値するだろう。

「低音をガンガン鳴らしてドライブするのが楽しい」と語るオーナーの村上さん。フォーカルのミッドバスとキッカーのサブウーファーのつながりも良好で、パワーアンプによる駆動力とも相まって厚みのある中低域~低域サウンドを楽しんでいるようだ。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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