100年前のベントレーの名車『スピードシックス』を当時の図面から復刻、12台を限定生産へ

ベントレーの復刻生産車『スピードシックス・コンティニュエーションシリーズ』
ベントレーの復刻生産車『スピードシックス・コンティニュエーションシリーズ』全 5 枚

ベントレーは「モントレーカーウィーク2024」において、マリナーのクラシック部門による最新プロジェクト『スピードシックス・コンティニュエーション・シリーズ』が初めて公道を走行した、と発表した。このプロジェクトの目的は、1930年のル・マン24時間レースで優勝した『スピードシックス』の完全な復刻だ。

スピードシックスの「カーゼロ」は、オリジナルの図面、素材、製造技術を用いて手作業で新たに製作された車両。この車は、数1000マイルにわたるエンジニアリング開発と最終承認のための走行試験を経て、マリナーの顧客に納車される予定だ。マリナーは、この復刻版を12台限定で製造する計画であり、すでに注文を受け付けている。

ベントレーの復刻生産車『スピードシックス・コンティニュエーションシリーズ』ベントレーの復刻生産車『スピードシックス・コンティニュエーションシリーズ』

スピードシックスは、1930年のル・マン24時間レースで優勝したことで知られており、その歴史的価値と高い技術力が評価されている。今回の復刻版は、当時の車両を忠実に再現している。

排気量6597cc直列6気筒エンジンは、W.O.ベントレーによって設計され、クリクルウッド時代(1921-1931年)の最も成功したベントレーのレースカーとなった。マリナーのチームは、オリジナルの仕様と図面に忠実に従い、600以上の新しいコンポーネントを設計して、ほぼ100年ぶりに新しい6気筒エンジンを製作した。

このエンジンは、クルーの最新鋭のエンジンダイナモメーターを使用して、20時間の連続ダイナモテストプログラムを2回実施し、合計40時間の運転後も目標のパワーとトルクを達成したという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る