7分半でバッテリーの8割を充電可能、車車間充電もできる「800V超充」EV、スカイワースが発表

創維汽車の電動SUV『EV6』の「800V超充」モデル
創維汽車の電動SUV『EV6』の「800V超充」モデル全 4 枚

大手テレビメーカーの創維集団(スカイワース・グループ)傘下の創維汽車(スカイワース・オート)」は8月26日、電動SUV『EV6』の「800V超充」モデルを中国で発表した。

発表されたモデルは400V極行版、800V神行版、800V閃放版、800V閃充版の4種類。価格は13.98万~16.98万元(約283万~344万円)だ。

今後5年で6つの新モデルを投入し、電気自動車の普及を加速させる計画も発表した。特に注目されたのは、7分半でバッテリーを30%から80%まで充電できる急速充電機能だ。さらに、6.6kWの外部放電機能も紹介され、家庭やアウトドアでの利用が見込まれる。

創維汽車は100kW-4C直流放電技術も発表した。これは世界初の技術。この技術により、車対車、車対家、車対電網のエネルギー相互接続が可能となる。

また、心拍数スキャン、緊急連絡先の呼び出し、ワンクリックで医師に接続する機能が用意された。さらに、負酸素イオンエアコン、VRメガネ、睡眠を支援するマットなども搭載されている。

創維自動車はまた、創維テレビとの連携を深め、AIインタラクションや健康チェック機能を搭載した。これにより、車内でもスマートホームの利便性を享受できる。

発表会では、広州のEV充電サービスプラットフォーム「送電兔」との戦略的提携も発表された。5000台の戦略的協力意向が示され、充電システムの変革が期待される。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る