デジタルキーとMBUXでカーライフが快適に! メルセデスベンツ Eクラスの最新機能を試してみた

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メルセデス・ベンツ Eクラス
メルセデス・ベンツ Eクラス全 28 枚

メルセデスベンツは、2018年に対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を登場させて以来、デジタルユーザーエクスペリエンス(デジタルUX)の進化・発展に一層力を注いできたメーカーであり、現在最も充実したデジタルUXを提供するメーカーのひとつと言える。

今回は、メルセデスベンツ『E 350 e スポーツ Edition Star』を参考に、最新のデジタルUXにはどのような機能があるのかを紹介しよう。


充実のアプリ機能とデジタルキー

この数年で大きく進化した自動車の機能のなかでも、デジタルキーは特に注目すべき機能のひとつだ。物理的なキーから開放されることは、想像以上に快適なカーライフをもたらす。

E 350 e スポーツ Edition Starの場合、スマートフォンアプリ「Mercedes-Benz アプリ」によって、車から離れた場所でも以下のような機能を利用することができる。

・ドアロックの開錠と施錠
・ウィンドウやスライディングルーフの開閉
・エアコンの遠隔操作(PHEVモデルのみ)
・自車位置の確認
・車両のメンテナンス情報の確認
・走行距離やトリップデータの確認
・アプリで事前に検索した目的地を車載ナビゲーションへ送信
・充電状態とEV走行距離の確認(PHEVモデルのみ)

このMercedes-Benz アプリは、豊富な機能とグラフィカルなインターフェイスを持ち、プレミアムブランドにふさわしいものだ。日本へのローカライズも相当な労力が必要なはず。メルセデスベンツ日本による継続的なサポートの賜物だろう。

スマートフォンアプリ「Mercedes-Benz アプリ」で、メルセデス・ベンツ Eクラスのデジタルキーを設定スマートフォンアプリ「Mercedes-Benz アプリ」で、メルセデス・ベンツ Eクラスのデジタルキーを設定

さらに、iPhone11以降の「ウォレット」アプリにデジタルキーを登録すれば、ドアロックの開錠施錠や始動が可能になり、文字通り車のカギとして使うことができる。

ウォレットアプリにデジタルキーを登録するには、Mercedes-Benz アプリの「デジタル車両キー」を選択し表示されるセットアップ手順に従って、車両のグローブボックスに備えられたスマートフォン用のトレーにiPhoneを設置し、しばらく待つ。するとアクティベートされる仕組みだ。

メルセデス・ベンツ EクラスのデジタルキーをiPhoneのウォレットに追加メルセデス・ベンツ EクラスのデジタルキーをiPhoneのウォレットに追加

デジタルキーを共有することもできる。AirDropやiMessageなどのメッセージサービスを介して共有相手にキーを送信すると、受信者は自分のウォレットにデジタルキーを追加することができる仕組みだ。

またデジタルキーを共有する際には、権限を選択することができ、許可する操作をドアロックのみとするか、車両の始動も可能とすることができる。また共有した相手のキーを削除する場合は、車両のオーナーがウォレットまたはMBUXインフォテインメントシステムを使って削除できる。

デジタルキーを登録したスマートフォンを持っていれば、ドアのロックが解除可能となり、乗り込んで発進することができる。目的地についたら、スマートフォンを持ってドアハンドルの後方を触ることでロックされる。

スマートフォンを車にかざしたり、アプリを立ち上げたりする必要はない。開錠や施錠を意識することなくクルマを使えるので、とにかくストレスフリーで快適だ。

メルセデスベンツ日本としては、スマートフォンのバッテリー切れの場合もあるため、あくまで物理キーの携行を推奨しているが、日常利用でデジタルキーを活用すれば、カーライフが格段に快適になるだろう。

ルーティン機能のカスタマイズが楽しい

そのほか、新型Eクラスに搭載された新しいデジタルUX「ルーティン」機能を紹介しよう。ルーティンとは、日々の運転で繰り返される操作を、気温や時刻、位置情報など特定の条件を設定することで自動的に実行させることができる機能だ。

例えば「気温が30度を越えたらシートベンチレーションをオンにする」「自宅に近づいたらウインドウを閉める」「駐車場に入ったら360度カメラを表示する」などの操作を設定することが可能だ。パーソナライズされたドライブ体験は、毎日のカーライフのちょっとしたストレスを開放してくれることだろう。

「ルーティン」を作成「ルーティン」を作成

立体音響「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応 *

そのほか興味深い機能として挙げられるのは、ZoomやWebexアプリが実装されていること。Storeからアプリをダウンロードし、アプリを立ち上げ、ダッシュボード上のカメラを利用して、車室内からウェブ会議に参加することができる。ただし、走行時はカメラが利用できず、音声のみとなる。

スケジュールの都合で、出先からウェブ会議に参加しなければいけないという状況は、ビジネスマンであればおそらく一度は遭遇したことのある状況だと思う。そういったシーンで活躍しそうな機能だ。

また個人的には、新型Eクラスに搭載されている立体音響技術「Dolby Atmos」は、ぜひ一度体験していただきたいイチオシの機能だ。立体音響にはマルチスピーカーシステムが必要なのだが、自宅の部屋に用意するには、設置場所や配線のことを考えると非常にハードルが高い。その点新型Eクラスには、ドイツのハイエンドオーディオブランド「Burmester(ブルメスター)」のオーディオシステムが搭載され、防音の効いた快適な車内で存分に立体音響の没入体験を楽しむことが可能だ。
(* オプションのアドバンスドパッケージ選択時)

またDolby Atmos対応のコンテンツは、車載機に実装されているAppleミュージックやAmazon Music Unlimitedで配信されているため、気軽に楽しむことができる。

デジタルUXの進化は日進月歩。クルマの様々な機能のなかでも近年特に進化している領域なので、最新のモデルに触れてみるとこれまでにない発見や体験ができるはずだ。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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