NIPPON EXPRESSホールディングスは9月2日、グループ会社の日本通運がCBcloud社のプラットフォームを活用した軽貨物チャーター配送サービス「NXクイックチャーター」の実証実験を開始すると発表した。
物流業界は2024年問題における時間外労働の上限規制により、将来的なドライバー不足が深刻化する懸念がある。また、配送現場では属人的な業務やアナログな作業が多く、発注や運行管理に関する事務作業が大きな負担となっている。さらに、営業時間外の緊急対応や即日配送ニーズに柔軟に対応しきれないという課題も存在する。
日本通運は、2024年問題への対応として、効率化・省力化・生産性向上を目指しDX化を推進している。今回、CBcloud社と協業し、CBcloud社の配送サービスプラットフォームを活用することで、多様化する顧客の配送ニーズに安定的かつ柔軟に対応しつつ、配送現場の生産性を高めることを目指す。