『ハイエース』買取相場が7~8月で上昇、供給過多解消が要因か、買取専門店がレポート公開

トヨタ・ハイエース
トヨタ・ハイエース全 2 枚

Direct Stock Japanが運営するトヨタ『ハイエース』買取専門店「ボロボロエースカウカウ」が、最新のハイエース買取相場レポートをホームページ上で掲載。2024年8月の買取相場データを更新した。6月末のレポート時に比べ、7月、8月の相場は、全体的に上昇しているという。

【画像全2枚】

相場上昇の要因について同社は、3月末からの供給過多状態が解消されたことが最大の要因と考えられると分析する。一方で、7月の相場は6月末に比べ大幅に上昇したものの、8月は急激な円高の影響もあり上昇率にブレーキがかかり、7月の相場を維持する形となった。

8月の買取相場を元にしたレポートによると、200系「ハイエースバン スーパーGL ディーゼル 2WD」の平均買取相場は、令和6年(2024年)式で~10万kmの個体が260万円、10万km~15万kmが155万円、15万km~20万kmが145万円。10年前の平成26年(2014年)式でもそれぞれ155万円、130万円、125万円などとなっている。

ドル円相場は、7月28日の154円台から、8月6日の144円台まで、10日も経たずに約10円の円高に。通常であれば、為替の影響はハイエースの買取相場に大きく影響を与えるというが、「一般的に8月は市場に流通する中古車の数が足りなくなる時期、いわゆる『玉数不足』の影響De買取相場が上がるため、円高と、玉数不足が相殺して、現状維持の価格となった」と同社は説明する。

9月には、米国のFRBの利下げが予定されており、すでに市場はそれを織りこんでいるものの、利下げ幅が市場の折り込み以上に大きくなったり、あるいは日銀が追加の利上げをするような事があれば、今後も円高が進行する可能性がある。これにより中古車の相場も、ドル円の相場の影響を非常に強く受ける可能性があるという。

「ドル円相場がしばらく現状維持すると仮定した場合、9月以降は、玉数不足の解消とともに、買取相場も若干の下落が予想される」と同社は見ている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
  4. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る